任意の合併協議会設立
市にこだわる必要はないと3町村合併の意義を強調(11月6日・水)
仙北東部3町村(六郷町、千畑町、仙南村)の合併を目指す任意の「第1回仙北東部合併推進協議会」が6日午後1時から仙南村役場で開かれ、来年3月以前に各議会の議決を経て3町村による法定合併協議会を目指すことなどを確認した。協議会には3町村の町村長と議会議長らが出席。規約の制定、役員、事業計画、予算を決めた後、事務所を仙南村役場内に置くことにし、事務局体制の報告などがあった。
協議会に先立って県仙北地方部の山口博司部長が3町村の首長に「合併重点支援地域」の「指定書」を交付した。協議会の委員は各町村の首長と議会議長の6人で構成され、会長に坂本茂弘六郷町長を選出、副会長には藤嶋長右エ門千畑町長と松田知己仙南村長が就任する。委員は佐々木順吉六郷町議長、後松一成千畑町議長と伊藤光明仙南村議長が、監事には高橋優千畑町収入役と久米力仙南村収入役が選出された。
予算は各町村がそれぞれ270万円の負担で計810万円とし、県からの支援事務費補助金500万円の合わせて1310万円とした。
協議会事務局は六郷町企画調整課の小原正彦課長を事務局長に就任。県から派遣される職員が同次長に、そして3町村から兼務と臨時を含めた3人の職員が派遣され、11人体制とし、6日から事務作業に入った。協議会終了と同時に3町村の首長と議長がそろって役場玄関と事務局前に看板を設置した。
事務局では今後、「総務班」「調整班」「まちづくり班」に分かれ、総務班は人事に関することや新町の名称、事務所の位置、議会議員、農業委員の定数及び任期の取り扱い、一部事務組合の取り扱い、国、県との連絡、協議会だより、ホームページ作成など作業を行う。調整班は財産、地方税、条例、規則、使用料、手数料、補助金、交付金などの取り扱いや町・字名の取り扱い、国保、介護保険、消防団、電算システムの調整などの作業に入る。まちづくり班は新町将来構想の策定や新町建設計画の作成、行財政現況調査、財政計画、行財政のシュミレーションなどの作業を進める。今後の協議会は原則、公開とし傍聴もできる。会議の議事は全会一致で決する。
3町村が合併しても人口は約2万4000人で市になる要件は備えれない。協議会終了後、3町村長と議長がそろって記者会見した。坂本六郷町長は「気心の知れた3町村で合併し、小さいなりにまとめっていけばいい。市にこだわる必要はない」と述べた。藤嶋千畑町長も「同程度の規模の町と合併すべきだというのが住民の意向だった。3町村でいかに発展させ、新しい町づくりをするかが大事」と主張した。松田仙南村長も「大きければ大きいなりの行政だし、小さければ小さいなりの行政をやればいい。市にこだわる必要はないし、過去の歴史を踏まえた新しい町づくりは市の形にこだわらなくても出来る」と胸を張った。
そして「今度の町村合併は財政の効率化が目的。しかし、国からはどの程度の効率化を目指せとも基準が示されてない。3つの町村の合併でも財政効率化のメリットはあると県は理解を示してくれた」とも述べた。また3町村から郡内の町村に合併を呼びかける考えはないかとの問いに坂本町長は「各町村ともそれなりに考え、苦労してまとまったものでこちらから働きかけるつもりはない」と答えた。