看護系大学、県南に必要と思うが受け皿は・・
山形新幹線の延伸、時間をかけて検討したい(11月14日・木)
県南3郡(仙北・平鹿・雄勝)の25町村の議会議長と寺田典城知事との行政懇談会が13日、仙北町のふれあい文化センターで開かれた。
議長側からは▽福祉・看護系大学の県南地域への設置▽真木ダム(太田町)の早期着工及び水道事業の推進▽奥羽山麓大規模農道「みずほの里ロード」の早期完成▽山形新幹線の大曲延伸の早期実現など15項目の要望が出された。
これに対して県側は▽福祉・看護系高等教育機関調査検討委員会から「秋田大学医学部保健学科」の開設に伴う高校生の進学動向の変化や大卒者の需要と県内の就職先、学生の確保、教員確保、実習体制の構築などの課題を総合的に検討すべきだとの報告を受けている。県としてはこれら指摘のあった課題を見極め、医療機関、福祉の現場で大卒者の需要がどのように拡大していくのかなど設置の可能性について検討したい▽真木ダムの建設は必要と考えているが、真木・真昼県立自然公園内に位置することから環境に配慮し、最も影響の少ないサイトを選定し、調査を進めている▽みずほの里ロードの早期完成については今後とも完成に向けて、国にも働きかけたい▽山形新幹線の延伸は県・市町村とも多額の財政負担を伴うものであり、地方財政がひっ迫した状況下で鉄道整備をめぐる環境は極めて厳しく、延伸は時間をかけて検討したい─などの回答があった。
また寺田知事は総括のあいさつで「看護系大学は県南には必要と思っている。しかし、少子高齢化の中で生徒は送り出しても、それだけの受け皿はあるのかどうかも考えなければならない。山形新幹線の延伸は今は何を優先すべきかの時代だ。雇用問題、経済対策も無視できない。JRが負担するのか、地元の負担も大きい。限られた財政で何を優先するのかがこれからの課題」と述べた。さらに「市町村合併は県も全力を挙げてサポートするが、皆さんも最大限の力を出して夢のある町村に向かって努力してもらいたい」と要請した。