県議選出馬の抱負を語る
草の根の運動で、農林業の喚起に努めたい(11月14日・木)
中仙町の木元正一郎前町長(61)は14日、町内の後援会事務所で本紙と会見し、来春の県議選仙北郡選挙区(定数5)に民主党の推薦を受けて立候補することになった経緯などを語った。木元氏は「町長を失職した時に後援会員から県議への道があると要請もあった」と述べ、8月10日に秋田市で会った民主党の佐藤敬夫代議士から「党が推薦するので出馬しないかと勧められた。推薦は受けたが、立候補する際は無所属だ」と語った。
そして「秋田県からは鉱山もなくなり、残ったのは農地と山林だけだ。この農林業を喚起させ、農家を潤さないと秋田はつぶれてしまう。努力した人が報われる農林業の奨励策と商工業、少子高齢化社会、雇用と福祉などを県政のパイプ役として支援したい」と抱負を述べた。
木元氏は角館中卒。1983年に町議初当選し、以来連続5期当選。99年4月の町長選に初出馬、現職を破って当選したが、9月に議会から提出された不信任案が議決され、失職した。「県議選は町の選挙と違うので新たな後援会組織を作りたい。幸い郡部には友人、知人も多いので、それらの人脈を通じて草の根の運動を展開する」と述べた。町遺族会会長、県食品衛生協会角館支部理事、県家畜商組合仙北支部理事を努めている。商業。自宅は同町下鶯野字上中嶋48の7。
仙北郡選挙区では西木村役場を退職した門脇光浩氏(42)=同村門屋字上門屋=が出馬表明しており、木元氏と合わせ新人は2人となる。これに対して現職では自民党の安杖正義氏(57)=角館町=、大野忠右エ門氏(64)=中仙町=、原盛一氏(55)=仙北町=、そして無所属の樽川隆氏(61)=千畑町=の4人の出馬は確実。さらに社民党県連代表の佐々木長秀氏(54)=西仙北町=も復帰を目指して動き出している。
木元氏の出馬によって仙北北部4町村は門脇氏と安杖氏、それに大野氏とがかち合い、混戦に。一方、仙北東部5町村は原氏と樽川氏がにらみ合い、西部4町村は現時点では佐々木氏一人だけの地盤として安定しそうだが、各陣営の草刈り場としての激戦は避けられない。