交通死亡事故多発

大曲署で緊急対策会議

30日まで取締りを強化、犠牲者は15人と県内トップに(11月27日・水)

 今年で14件、15人目の交通死亡事故が25日夕、協和町の国道13号線で発生したことから大曲警察署では27日午後1時半から「交通死亡事故抑止緊急対策会議」を開いて、死亡事故防止に向けて話し合った。会議には管内10市町村の交通指導隊や大曲、六郷両地区の交通安全協会、大曲地区ダンプカー協会ら関係団体から70人が参加。大曲署では30日まで国道13号を中心に緊急取締りと交差点での街頭指導に力を入れ、交通安全関係団体は地域住民に交通安全を呼びかけていくことなどを確認した。

 25日夕、協和町の国道13号で発生した死亡事故は47歳の女性が運転する軽乗用車とやはり女性の運転する普通乗用車が正面衝突したもので、軽乗用車を運転していた女性が死亡したほか、3人が重軽傷を負った。軽乗用車が中央線をはみ出した事故だった。また18日朝には大曲市内小友で普通乗用車が凍結した道路でスリップ、対向してきた大型ダンプカーに衝突、乗用車の38歳の男性が死亡した。

 秋田県内の交通事故による死亡者は26日現在で87人、昨年は68人だから19人も多くなっている。その中でも大曲署管内は15人で、県内17警察署の中でトップとなっている。昨年は9件10人の死亡事故だった。

 渡辺孝雄署長は「冬が来て街頭活動は難しいと思うが、死亡事故は警察だけの取締りでは不可能」と交通安全団体の協力を求めた。小西安太郎大曲地区交通安全会長も「家庭から地域から、職場から事故のない安全な運転を呼びかけよう」と訴えた。各団体では交通死亡事故が多くなっていることを地域住民に呼びかけ、可能な限りの街頭活動を続けることにした。同署で死亡事故抑止緊急対策会議を開いたのは今年に入って5回目と異例の多さとなった。

 亡くなった15人のうち、自転車も含めた歩行者が犠牲になったのは6人。その中には手押し車を押して横断歩道を渡ろうとした81歳のおばあさん(大曲市)や自転車に乗って国道13号を横断していた90歳のおばあさん(仙南村)の犠牲もあった。

 これから年末にかけて飲酒の機会も多くなるだけに同署では酒酔い運転の取締りにも力を入れたいとしている。また積雪や路面凍結時の運転はスピードを控えた慎重な運転を求めたいと呼びかける。