大曲仙北薬剤師会
薬剤師の知識を還元しようと介護保険の相談窓口へ(11月28日・木)
介護保険に関する情報発信や苦情、相談などに薬局も積極的に対応して行こうと大曲仙北薬剤師会(松田泰行会長)では27日夜、大曲中央公民館で「介護保険まちかど相談薬局」事業の説明会を開いて薬局の参加を呼びかけた。同会の社会福祉委員会委員長になっている畠中岳さん(35)=大曲市角間川町「薬局すばる」=が事業を説明、「私たち薬剤師は薬の調剤をするだけでなく、地域の方々に薬剤師としての職業の知識を還元していこう」と呼びかけた。これに応じて市内10薬局と郡内7薬局が賛同し、地域の身近な在宅介護相談窓口として貢献していくことになった。
この事業は日本薬剤師会が厚生労働省の補助を受けて行うもので、全国50地区の薬剤師会支部がそのモデル地区として選ばれた。本県からは医師と行動を共にして、在宅介護支援に積極的な活動をしている畠中さんの存在が注目され、県薬剤師会からモデル地区になってもらえないかと声が掛かった。この日は県薬剤師会理事の小池和夫さん(湯沢雄勝薬剤師会長)と同会社会福祉委員長の安田由美子さん(秋田市)がアドバイザーとして出席し、「こちらから待っているのではなく、積極的に声を掛け、介護で困っていることはないか相談に乗ってもらいたい」と呼びかけた。
事業内容は行政や関係機関と連携しながら介護保険に関する情報提供や相談、苦情を受け、それら生の声を行政や関係機関に連絡し、改善策などを検討してもらい介護保険の円滑な推進と定着を図ろうとするもの。
また在宅介護をやっている家族への薬の相談や注意、介護用品の選び方や入手の仕方、使い方、介護を受けている方のシーツの消毒方法など薬剤師独自に助言できることもいっぱいあると畠中さんは言う。市福祉事務所でも「薬剤師としての専門知識を活かしてアドバイスしてもらえるならありがたい」と歓迎する。
畠中さんは秋田県のAターン事業を通じて1996年8月に神奈川県の病院から角間川町に移り住んだ。そして同町の伊藤内科医院の伊藤良院長(50)と行動を共にし、在宅訪問医療活動に力を入れている。
介護保険まちかど相談薬局事業は12月1日からスタートする。国の補助を受けての事業展開は来年2月末までだが、薬剤師会としては国の支援が終わってからも事業は継続したいと話す。
関連記事は下記へ。