定期演奏会開く
高橋馨さんの指揮に団員は見事なオーケストラ(10月7日・月)
大曲室内合奏団(高橋馨団長)の「第24回定期演奏会」が6日、大曲中央公民館であった。元大曲高教頭の高橋団長の指揮で、42人の団員がモーツアルトの「コンサート・ロンド ニ長調 k382」とエルガーの「弦楽セレナーデ ホ短調 作品20」、それにビゼーの「シンフォニー1番 ハ長調」の3曲を演奏、見事なオーケストラは詰めかけた約300人の市民に大きな感動を与えた。
モーツアルトの「コンサート・ロンド」はピアノとオーケストラの共演。高橋千春さんがピアノ演奏をした。弾けるような音、澄みきった音のピアノの響きにオーケストラが見事に調和し、聴衆は音の美を堪能。続いての「弦楽セレナーデ」もバイオリンやビオラ、チェロ、コントラバスの4種類の弦楽器がロマンチックな世界へと導き、小夜曲そのものの甘くもの悲しい音の演出で拍手喝采を浴びた。
最後の「シンフォニー1番」では全楽器が一斉に音を奏でる交響曲らしい迫力と音の広がりに会場はしわぶき一つもしないほど。「第2楽章」ではオーボエとフルートの木管が見事なアンサンブルで憂愁に満ちた音を聴かせ、聴衆は夢見心地の世界に引き込まれた。「第3楽章」、「第4楽章」と音楽は進み、高橋団長の熱の入った指揮にオーケストラの音は踊り、波うち、さざめき、音楽ファンを心ゆくまで酔わせた。
大曲市は毎年正月に「新人音楽祭」を開くなど「音楽のまち」を標榜しているが、大曲室内合奏団はまさにその特色を見せ、市民にとって貴重な〃財産〃とも言える大きな存在感を示した。プログラムが終了しても聴衆は誰一人立ち上がらず、アンコールの拍手と喝采となった。その要望に団員たちは笑顔で応え、2曲を追加演奏した。
同合奏団は1976年に創立した。アマチュア演奏家の集まりで、毎週水曜日午後7時から広域交流センターで2時間の練習を重ねている。年1回の「定期演奏会」を開くようになったのは78年から。団員は小中学校の音楽の先生や公務員、医師、自営業と職業は様々だが、合奏する喜びを楽しみたいと熱心に練習している。今回の定期演奏会に向けては秋田市などから数人が応援に駆けつけ合流した。