大曲市と郡内6町村

11月5日目安に任意合併協議会設立へ

東部3町村、北部4町村にも参加呼びかけを継続(10月9日・水)

 大曲市と仙北郡6町村(神岡町、西仙北町、協和町、仙北町、太田町、南外村)の任意合併協議会設立準備会は9日午前10時から、大曲市役所で開き、11月5日を目安に任意協議会を設立させ、来年3月31日まで協議を重ねた上で4月1日には合併に向けた法定協議会を設立することなどを確認した。また、任意協議会の名称は「大曲仙北合併協議会」とすることにした。名称を「大曲仙北」としたのは8日に千畑町、六郷町、仙南村の3町村が仙北東部合併研究会の初会合を開き、この3町村が独自の任意協議会設立に動き出したものの、まだ北仙北4町村(角館町、田沢湖町、中仙町、西木村)が態度表明していないことから、いずれは東部、北部も含めた14市町村が一つとなる可能性もあると期待を残したもの。

 準備会には7市町村の首長と議会議長が出席して非公開で開かれ、終わった後、各市町村長が合同で記者会見した。その席で高橋司市長が任意協議会設立の日程や委員構成、事務局体制など確認された事項を説明した。委員の構成は市町村長7人と各市町村議会から3人の委員(7市町村で21人)を出し、計28人で構成されることになった。また、事務局の設置場所は確定されなかったが、各市町村職員14人体制とすることにした。

 高貝久遠太田町長は「対等合併の形で新しいまちづくりに向けてやっと一歩進んだと安堵している。これからはより大きく、より早く、分かりやすい形で合併を進めたい」と述べた。今野正彬神岡町長も「何よりも住民の幸せのため、7市町村仲良く力を合わせ、全力投球したい」と抱負を語った。田口宏暢南外村長は「合併に向けての内容も定まり、ホッとしている。それぞれの地域の課題を出し合って将来に向けての話し合いを進めたい」と淡々とした表情で胸のうちを見せた。

 一方、協和町のアンケート調査では住民の半数以上が秋田市・河辺郡を合併相手として望んでいるという微妙な立場のまま出席した山谷屮二町長は「特殊な事情に立たされているということにご理解を頂いて出席した。河辺郡2町の動きがなく、それを待っている。いつかは苦しい選択をしなければならない」と答えた。小松隆明西仙北町長は「7市町村と議長との婚約までこぎ着けた。合併特例債の期限である平成17年4月1日までには婚姻届ができることを願う。住民の理解を求めなければならないので、地域住民にも説明したい」と話した。伊藤稔仙北町長は「市町村合併は避けて通れない問題だった。これから具体的な問題を話し合える場へと大きく踏み出した意義のある会合だった。すべての地域の発展と幸せを目指して踏み込みたい」と強調した。

 一方で東部3町村が合併に向けて独自に動き出したことや北仙北の動きがまだ具体化してないなどから、「可能性としては合併は大きいほど国の補助の面で有利だ。東部3町村には今後も『いかがですか』と呼びかけていく。北仙北4町村に対しても同じだ」(高貝太田町長)、「合併には大変なエネルギーを掛けて取り組むことになる。その効果を最大限にするためには東部3町村、北部4町村にも仙北は一つだと呼びかけたい」(伊藤仙北町長)と14市町村が一体となる期待を込めた。今野神岡町長らも同様な態度を示し、東部、北部への呼びかけを継続する協議会とする構えだ。

 山谷協和町長は「7市町村に入って協議を進めていくことになったことは町の広報でも流した。合併はあくまで住民の判断に任せるもので説得するものではない。そのための情報を流したい。河辺郡2町のアンケート調査もこれからであり、住民の話を聞いた上で12月中には考えを決めたい」と補足した。

 一方、8日に仙北東部合併研究会の初会合を開いた千畑町、六郷町、仙南村の3町村は研究会の会長に坂本茂弘六郷町長を選び、藤嶋長右エ門千畑町長と松田知己仙南村長が副会長に就任。11月上旬に任意合併協議会を設立し、年度内の法定協議会設立を目指すことなどを決めた。

 研究会の事務局は六郷町に置き、先進地視察、合併効果シュミレーションの作成、地域住民を対象とした資料提供など啓発活動などの事業を進める。