大曲市でフォーラム
森前首相も参加、村岡氏に代わって小選挙区へ(10月19日・土)
次期、衆院選秋田3区から現職の村岡兼造代議士に代わって小選挙区から立候補することになる御法川英文代議士の「2002フォーラム」が19日、大曲市のエンパイヤホテルで開かれた。森善朗前総理が代表発起人となって開かれたもので、元内閣官房長官の村岡代議士をはじめ、3区の市町村長や県議、農協、土地改良、建設業協会など各団体の代表者ら約800人が詰めかけ、御法川氏の新たな挑戦への意志統一を図った。
フォーラムには中央政界から森前首相、中川秀直国会対策委員長も顔を出した。始めに北林孝市県町村会長が「県内は今、市町村合併の嵐が吹きまくっているが市町村、県政発展に努めてもらうためにも御法川さんに頑張ってもらわなければならない」などと激励。続いて淡路龍県農業共済連会長や高畑進県土地改良事業団連合会長が食糧庁の「米政策の総合・抜本的見直し」を引き合いに「農業、農政の発展なければ秋田県政の発展はない」などと御法川氏への期待を込めて激励した。
村岡氏と御法川氏は小選挙区制になる前の1993年7月の総選挙までは秋田2区で、自民党同士として定数3議席を争っていたが、96年10月20日に施行された小選挙区を機会に5年で2回の選挙戦を通じて一方が小選挙区に、一方は比例代表に回ると言う約束を交わし、96年と前回2000年6月25日の2回、村岡氏が小選挙区から出馬し、御法川氏は東北比例代表に回っていた。今回、その期限が来たことから村岡氏が比例に回ることとなり、今年1月に交代の手続きを取った。
村岡氏は「過去2回の選挙戦では御法川先生と二人三脚、一心同体となって当選してきた。感謝している。次は私が東北比例代表に回る。今度の選挙ではどうか御法川と書いてもらい、比例では自民党と書いてもらいたい」と支持を訴えた。そして「自動車道の整備など地方まだ遅れている。18日から始まった国会での首相の所信表明ではデフレ対策が見えないと新聞では批判しているが、私も首相は都市に力を入れているが地方は見てないと思った。地方の問題を解決しなければならない。これからも御法川先生と二人三脚でこの地域のために頑張りたい」とあいさつした。
そして御法川氏も集まった支持者らに「安心して取り組める農業政策で生活を安定させなければならない」など農業問題に取り組む姿勢を強調し、支持を求めた。同氏のあいさつの最中に中川国対委員長、森前首相が駆けつけた。
高橋司大曲市長の歓迎のあいさつを受けた森前首相は村岡氏と御法川氏が5年を契機に小選挙区と比例代表に回る調整を取った経緯などを「強力なエムエムコンビとなった」と紹介し、「次の総選挙ではいよいよ交代だが、選挙は当分、やる必要はない」と今の自民・公明・保守の安定基盤を維持する方針を語った。そして「衆院の任期が、参院に近づいてくる。参院と呼応してやるべきだ」などと衆参同日選が望ましいとの考えを示した。また「小泉首相には何でも1年半で改革をやろうとすれば血が流れる」と「落ち着いて、しっかりとした改革」を求めると強調した。北朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国交正常化交渉については「危険な国が隣にいる。しかし、経済的にもどうにもならなくなり、向こうからタオルを投げ出し、相談してきた。北と日本が話し合うことは意義がある。窓を開けてもらい世界を分かってもらいたい。北の問題が解決すれば、アジア、世界の平和につながる」と講演した。