山に入って森林の体験ツアー

県仙北総合農林事務所主催に21人が参加

山林でスギの枝打ちや間伐を体験、新鮮な労働を楽しむ(10月21日・月)

 枝打ちを楽しむ参加者県仙北総合農林事務所主催の「森林ふれあい体験ツアー」が19日、西木村の山林や観光クリ園などを会場に行われた。森は産業としてだけでなく、人と共生する環境面からも見つめなおされ、都市住民の森林や山村文化への関心も高まっていることから、県民を対象に地域の自然や生活に触れてもらい林業体験を楽しんでもらおうと企画した。

 参加費大人1000円、高校生以下500円のツアーには大曲市内だけでなく秋田市や平鹿町、中仙町などから21人が参加した。男女ほぼ半数だった。一行は午前8時45分に大曲市の県仙北総合庁舎に集合、羽後交通のバスで角館町雲然の住宅建築現場へ。県では秋田杉の良さを知ってもらおうと家を新築する人たちに抽選で1戸当たり90本の柱をプレゼントする企画を行っているが、今回はその現場を見てもらうことにした。続いて仙北東森林組合に寄って同組合の祭りに参加、展示された丸太の原木や木工品の見学を楽しんだ。

 さらに西木村の潟前森林公園で昼食をとった後、同村役場近くの森林に入ってスギの木の枝打ちや間伐体験となった。現場では7人で班を編成、ヘルメットを着用しながら山の斜面を登り、高枝切りノコギリを手渡された参加者は直径20センチほどの立ち木の枝払いや森林組合員の指導を受けて、チェンソーの使い方を習い、間伐体験もした。立ち木が倒れていく瞬間を目にした参加者たちは「オーッ」と驚きの声を挙げながら、山で働く大変さや醍醐味を楽しんだ。

 さらに同村小山田字高野で観光クリ園を営んでいる門脇久吉さん(60)のクリ園に入ってクリ拾いも。大曲市から参加した畠山昌子さんは「農業体験とか漁業の体験はしたが山という現場は初めて。枝打ちや間伐という貴重な体験は新鮮で楽しかった。また機会が合ったら参加したい」と案内した県仙北総合農林事務所の職員らにお礼を述べていた。