よくもまあこんなにゴミを

県産業廃棄物協会がボランティア活動

大曲市玉川橋下の無数の不法投棄物を撤去(10月23日・水)

 草むらから出てくるゴミの山秋田県産業廃棄物協会県南支部(佐藤政雄会長)では23日、大曲市の玉川橋下の左岸で「不法投棄廃棄物撤去キャンペーン」を実施した。県南の産業廃棄物処理業者36社から約40人の作業員が出て、橋の下に無数に捨てられているゴミを拾い集めた。同協会が年1度のボランティア活動として行っているもので、昨年は象潟町で実施した。

 キャンペーンには市役所、保健所、大曲警察署も参加した。玉川橋下は以前からゴミの不法投棄の場所として問題になっていた。これまで市役所が何度か処理したこともあるがひと目に付かない場所と言うこともあって古くなったタイヤや家を改築した際の木材、トタン、布団などありとあらゆるものが捨てられていた。

 この日も作業員が玉川橋下に入ると草むらに隠れるように投げ捨てられたゴミが大量に出てきた。タイヤ、自転車、長椅子、布団、ガスボンベ、さらには温風ヒーターやワープロ、車のエンジンの一部やドア、バッテリーなどありとあらゆる物が次々と出てくる。ペットボトル、空き缶、折り詰め弁当なども無数だった。

 業者はカゴ付きの4トンユニック車などを用意し、金属類、ガラス類、燃えるゴミと分別しながら収集した。玉川までの延長100メートルほどの間隔だったが、集められた不法投棄物は大型トラックで2台分にもなるという。集められたゴミは羽後町の「羽後環境衛生社」の処分場で処理される。協会会員によるとこのキャンペーンにかけた予算は25万円ほどだが、人件費や機材などを考えたら50万円にはなるという。投げ捨てられた無数のゴミを見ていると人間の身勝手さが無言に語られているような感じさえした。

 市環境課では「せっかく業者の方々のボランティアで片づけられただけに何とかこの美化を保護したい」と祈るような表情で話した。久米正雄産業環境部長は「これまで何度、片づけても不法投棄は繰り返されてきた。監視員が巡回しているが、夜間とか早朝に投げられるので手に負えない。これからは警備保障にも監視を依頼することも検討したい」と話す。