仙北町の山崎シマノさん

99歳の白寿に

町で100万円の祝い金を贈る(10月31日・木)

 仙北町払田字鳥の木13番地、山崎シマノさんは31日でめでたく99歳の「白寿」を迎えた。伊藤稔町長と高橋晃治町福祉保健課長らは同日午後1時半に山崎さん宅を訪れ、白寿の「祝い金」として100万円を贈った。耳が遠く、車いすに乗ったシマノさんは「どうも」としわがれた声でお礼を述べた。

 シマノさん34年前に夫を失ったが、現在は孫で会社員の山崎里美さん(41)夫婦とひ孫ら7人家族に見守られて暮らしている。96歳までは一人で散歩するなど元気だったが、転倒してから寝たきりとなり、家族の世話を受けながら生活している。寝たきりになる前までは大病したことはなかったが、これまで2度入院。「元々、丈夫なせいか、元気になって退院してくれた」と孫の山崎さん。

 山崎さん宅にはお祝いのため隣近所や親類から20人ほどの女の人たちが駆けつけていた。同町にある特別養護老人ホーム「真森苑」ではこの日のため、山崎さん宅を訪れ、介護士がシマノさんにお化粧を施し、紋付きの着物を着せるなど手伝った。伊藤町長は「ここまで長生きされたのは健康に留意された生活をしてきたと思うが、それ以上に家族の温かい愛情に包まれたおかげと思う」とお祝いを述べた。山崎さんは「白寿というおめでたい日を無事に迎えることが出来た。ただ高齢のため、皆さんに迷惑をかけると思うが支援を願いたい」とお礼を述べた。

 シマノさんは11人の子どもに恵まれた。しかし、2人は太平洋戦争で失い、2人は病死した。残った7人(男3人、女4人)は健在。そのうち3人は県内に住んでいるが、残りの4人は静岡や神奈川、北海道などで暮らしている。13日にはその子どもたち皆が実家に集まり、シマノさんの白寿を祝った。

 「温厚な性格で、小さい時から叱られたことは一度もない」と孫の山崎さん。食べ物も何でも食べ、シュークリームなど甘いものが好きだと言う。きれい好きで寝たきりになるまでは起きると必ず顔にクリームをぬって、薄く化粧していたという。