仙北中生、ヘリコプターで町を遊覧
「田んぼがきれいだった」と感動を胸に刻む(9月5日・木)
ヘリコプターでふるさとを展望する仙北町の仙北中学校(渡邉義實校長)3年生の「ふるさと探訪」事業が5日行われた。義務教育が終えるのを記念に「史跡」のふるさとを空から眺め、郷土愛の育成を図ろうと7年前から始まった町の事業。ヘリコプターに交互に乗った3年生97人は「田んぼがじゅうたんみたいでとてもきれいだった。車も家も小さくて不思議な感じだった」(加藤緑さん)と感動していた。
この日午前9時から学校でヘリコプターへの搭乗注意や説明会が開かれ、伊藤稔町長は「普段、見ている田んぼも国指定史跡『払田の柵』の眺めも、上空と言う違った角度から眺めるとまた違ったものに見えると思う。ヘリコプターから観たふるさと仙北町の眺めを胸に刻んで、これからの町づくりを考えてもらいたい」と呼びかけた。
この後、3年生は4〜5人で班を編成し、自転車で町ふれあい文化センターへ移動。同センター隣のヘリポートからヘリコプターに次々と搭乗した。女の子たちは「1年前からずーっと楽しみにしてた」と顔を上気させてプロペラを回転させるヘリコプターを眺め、搭乗の順番が来ると「キャー」と嬉しい悲鳴を挙げて機内へ。
ヘリコプターはパイロットも含めて6人乗り。飛行速度は最高で200キロだが、この日は150キロのスピードで上空300メートルを飛んだ。伊藤町長も試験飛行で乗ったが「きれいだった。たいしたもんだ仙北町の美しさは」と感動。しかし「それにしても減反の田んぼが目立つ」と農業情勢の厳しさも目の当たりにして残念がった。
飛行時間は一回7分で町の野球場や大曲駅周辺、国道13号大曲バイパス、そして「払田柵跡」、「柵の湯」、母校の仙北中といったコース。飛行を終えた生徒たちは「自分の家も見えた。小さかった。でも、田んぼってきれい」と感動していた。生徒たち接待をした町役場職員らは「例え町村合併してもこの仙北中のふるさと探訪事業は続けてもらいたい」と話していた。