角館町で親子心中か?

88歳の老人、絞殺、畑に焼死体(9月12日・水)

 角館町の民家で11日午後4時半ごろ、88歳の老人が自宅居間で首にひもを巻かれて死亡しているのが発見され、さらに男性がその敷地内の畑で焼死体で見つかると言う事件があった。角館署では当初、2人の殺人事件とみて捜査したが、体が弱った父の介護に疲れた56歳の無職の息子による無理心中の可能性も高まっている。

 同日午後4時半ごろ、角館町山谷川崎字山谷558番地2、泉多市さん(88)が自宅居間で首を締められて死んでいるのを訪ねてきた西木村在住で泉さんの長女(58)が発見、隣家を通じて角館署に通報があった。さらに同じ敷地内から男性の焼死体が発見された。

 泉さん宅では多市さんと長男の二人暮らし。焼死体の身元はまだ確認されてないため、同署では12日に司法解剖して解明する予定。当初は何者かによって二人が殺害されたとも見られたが、その後の調べで、泉さんは妻が二年前に亡くなったころから体が弱り、近所の話では物忘れも激しく、泉さんの長男がその面倒を見ていた。また泉さんの長女が毎日のように実家を訪れて二人の食事の面倒を見ていたが、長男が父の介護に疲れ、無理心中を図った可能性もあると捜査を進めている。

 敷地内にあった遺体のそばには灯油の空き缶もあり、亡くなった方の身元はまだ確認されてないが、長男が灯油を被って自殺を図った可能性が高い。絞殺された泉さんは普段着姿だった。泉さん親子は以前、左官を職業としていた。泉さん宅は角館町中心部から山間(やまあい)に10キロほど入った所の最奥地にある。