大川西根公民館の手芸教室

主婦たちのいやしの場、オアシスに

月一回集まって手提げ袋やパッチワーク作り(9月12日・木)

 縫い物に没頭する主婦たち大曲市大川西根公民館で月1回開かれている「手芸教室」が市内の主婦たちのいやしの場、オアシスとして喜ばれている。毎月第1か第2木曜日に集まって布製の宝石入れや手提げ袋を作ったり、パッチワークやこぎん刺しゅうを楽しんでいるもので、西根地区だけでなく藤木や角間川町、中には横手市から来ている主婦もいる。会員は16人。毎年、西根地区の敬老会に向けた贈り物も作っている。今年も76歳になって西根地区の敬老会に初めて招待される方にプレゼントしようと手提げ袋34個を作って、明日13日の敬老会に寄贈する。手提げ袋には主婦たちの温かい気持ちがこめられている。

 手芸教室は1977年から始まった。その当時は西根地区の主婦だけの趣味のサークルだったが、今では地域にこだわらず、誰でもどこからでも参加できるオープンなものとなった。指導しているのは90年に大曲小学校教諭を最後に退職した鈴木順子(よりこ)さん=金谷町=。二代目の指導者だ。会員たちは午前9時ごろから公民館の和室に集まり出してその月々のテーマに沿った縫い物に取り組んでいる。

 例えば1月は宝石入れと花手まり、2月は手提げ巾着、こぎん刺しゅう、4月はクッションマット。そして5月は敬老会に贈る手提げ袋を飾るマスコットを作り、6月はその手提げ袋を作った。7月は縞(しま)と絣(かすり)の布で袋を、8月はパッチワークの壁掛け、今月はステンドグラスのタペストリー壁掛けと毎月、作るものは変わる。

 そしてその集大成となるのが10月の「秋まつり」での作品展示、11月の大川西根公民館のミニ文化祭での作品展示、さらに12月の特別養護老人ホーム「欣寿園」への作品展示。
 指導している鈴木さんは「皆が先生で生徒なの。教え合ったり、教えられたり。心の通い合う人たちが集まっていろんな話に花を咲かせ、夢を語り、手芸を楽しむのよ」と教室の雰囲気の良さを語る。12日も会員全員が集まってせっせと布を相手に縫い物をしながら、昼はお弁当を広げ、皆で持ち寄ったおやつを食べながら和気あいあいのおしゃべりを楽しんだ。会員は50代から70代だ。鈴木さんらは「もう少し若い人たちが仲間に入ったらもっと活気づくのに」と希望した。都合によって早めに帰る人もいたが、大方は午後2時ごろまでステンドグラスのタペストリー壁掛けを作った。その作品の出来ばえを「良くできたねー」と評価しながら「今日も一日楽しかった」と会員たちは新鮮な一日を振り返った。

 
好評なステンドグラスのタペストリー壁掛け 敬老会で寄贈する手提げ布袋
13日の敬老会に贈る手提げ袋は茶色のビロードの布。財布やメガネなど小物入れとして持って歩くのに重宝だ。手作りの「フクロウ」のマスコットがかわいく、主婦たちの心のこもった温かさが印象に残った。教室ではいつでも会員を募集している。希望者は同公民館へ(68─3531)へ。