大曲市の大川西根小

六郷町を冒険の旅

12班に分かれ「湧太郎」や清水、温泉巡りを楽しむ(9月13日・金)
 

 六郷町内を冒険して歩く大川西根小の児童たち大曲市の大川西根小学校(築地明校長)では13日、六郷町を探検する「ドキドキたっピーin六郷町」を行った。児童102人が8人から9人のグループ12班に分かれ、それぞれの班が計画を練って立てた「お気に入り」のコースを巡るもの。大曲市から小学生が訪ねてきてくれたとあって、町内のお菓子屋さんではお好み焼きを作ってご馳走するなど大歓迎だった。

 ドキドキたっピーの「たっ」は6年生が下級生のリーダーとなって引っ張って行く縦割り活動の「たて」と「ハッピー」の「ピー」から名付けた。秋の遠足に代わり、子どもたちが主体的に取り組む行事にしようと昨年から始めた。昨年は角館町を歩いた。今回は清水とお寺の町として知られる六郷町なら観光スポットもいっぱいあると同町を選択した。 リーダーとなる5、6年生は夏休み中にお父さんやお母さんの協力をもらってどんな所を歩いたら仲間に喜んでもらえるかと町を下見した。その情報を元に12のグループがそれぞれの巡回コースを練った。

 「清水をいっぱいまわるぞ」「清水たんけんレッツゴー」「飲み食い放題」「心も体もあったか、六郷ツアー」「あったか山でストレス解消」など、それぞれのグループが選んだコースに独自の名前を付け、子どもたちは午前7時45分に学校前のバス停からバスに乗った。大曲バスターミナルで乗り換え、六郷町へ。一人当たりの運賃、昼食、おみやげ代、飲み物など費用も細かく調べて計算した。目的地に着いてからは、すべて徒歩での冒険。さらに「8時50分、六郷大町バス停からニテコ清水10分、諏訪神社10分、キャペコ清水3分」などと所要時間も精密に計算した。

 「清水とめぐりあおう」では運賃が760円、昼食代500円、お菓子おみやげ900円、飲み物150円、そしてなぜか「お賽銭」15円とあった。このコースの子どもたちは「藤清水」や「諏訪清水」を見学した後、「諏訪神社」を参拝。その際のお賽銭を一人15円と決めたようだ。

 子どもたちの人気スポットとなったのは5月にオープンした名水市場「湧太郎」の見学とニテコ清水で「ニテコサイダー」を飲み、「流しソーメン」を味わうこと。12コースのうち10コースに「湧太郎」が入っていた。中には温泉「あったか山」で湯に入り、釣りぼりで魚を釣ってそれを目の前で焼いてお昼にするというアウトドア派もあった。

 先生たちは子どもたちの自由行動を遠くから見守り、バスターミナルやバス停で無事にバスから降りたかどうかの確認に回った。

 「清水たんけんレッツゴー」の9人はニテコサイダーの工場を見学後、藤清水、諏訪清水、諏訪神社、キャペコ清水、お台所清水などを歩き、「湧太郎」を見学、さらに「学友館」を訪れた。同館では高橋悦央館長が歓迎し、館内を案内したり町の様子を語って聞かせた。同町の小正月行事の「竹打ち」に興味を示し、質問する子もいた。そして図書室で本を読みながら一休み。リーダーの小山充春君は「 清水がいっぱいあって、水がとても冷たく、きれいだった」と感想を述べた。

 
学友館で高橋館長の説明を聞く児童たち ニテコ清水では流しそーめんを楽しんだ
 
 同館から今度は町中心部を歩いてニテコ清水へ。ここで昼食となり「流しそーめん」を注文した。築地校長先生らも合流。そーめんがステンレスの丸い桶(おけ)の中で水に流され、グルグル回るのを見ながら歓声を挙げた子どもたちは「校長先生もどうぞ」と箸を勧めた。先生も仲間に入って「ウーン。うまい」。町内のあちこちにあるお寺の町を歩いては町民から「どちらから来ました」と声を掛けられ、「大曲市の大川西根小学校です」と答え、見知らぬ町の人の心の温かさに触れていた。