大曲養護学校創立10周年

ケヤキの木を記念植樹

ケヤキに負けないで元気な成長を望む(9月17日・火)

 ケヤキを記念植樹する子どもたち県立大曲養護学校(田口武俊校長)では創立10周年を迎え、17日午前10時40分からシンボルツリーとして「ケヤキ」2本を玄関前のロータリーと寄宿舎前に記念植樹した。小学部から高等部までの全児童・生徒130人が校庭に集まり、記念の集いを開いた後、2カ所に分かれてスコップを手にケヤキの植樹作業を行った。

 同校は1992年4月に開校。現在、小学部に39人、中学部に32人、高等部に59人が在籍し、111人の教職員のもと社会で自立し、参加していける力を養うための作業学習や日常生活指導を受けている。高等部を含めこれまでに153人の卒業生を送り出している。

 記念木にケヤキを選んだのはケヤキが大曲市の木になっていることや59人の児童・生徒が生活している寄宿舎が「けやき寮」と名付けられ、子どもたちの自治活動も「けやきっ子クラブ」とケヤキの木に馴染んでいることと、ケヤキのようにすくすくと育ってもらいたいとの願いを込めた。

 ケヤキは大曲南ロータリークラブ(小西安太郎会長)から寄贈を受けた。樹齢7年で、高さは約4メートル、幹周りは25センチ。田口校長は玄関前に勢ぞろいした児童・生徒を前に「ケヤキは枝も豊かで元気に育つ。春になると美しい緑の葉を付け、夏は優しい木陰を作る。皆の力でケヤキを育て、大きな立派な木にしよう。そして皆もケヤキに負けないよう立派に育ってほしい」と呼びかけた。小西会長も「大曲南ロータリークラブは18年前に大曲仙北の皆さんのために県立養護学校を誘致しようと運動を始め、学校設立が決まってからはそれを支える会を作って、10年前の創立時には玄関前に100万円かけて『希望の塔』を建立した」と経緯を振り返りながら「ケヤキのように元気に育ち学校生活をエンジョイしてほしい」と励ました。

 生徒会を代表して矢野祐樹君(高等部3年)は「ケヤキはこれからすくすく育って20年後、30年後には大きな木となって、僕たちが学校に遊びに来た時は温かく迎えてくれると思う。この日を忘れないで、楽しい学校生活を送ろう」とケヤキの寄贈に謝辞を述べた。

 生徒代表が記念碑も建てたそして全校児童・生徒が2カ所に分かれて一人ひとりスコップを手にケヤキの根回りにていねいに土をかぶせ記念植樹を終えた。子どもたちの中にはスコップさえ持つのが大変な子もいたが、先生たちの助けを受けて土をかぶせていた。一人ひとりの児童・生徒から「自分の力で何とかしたい」との意気込みが感じられた。最後に先生たちと勢ぞろいしてケヤキの前で記念撮影して思い出を刻んだ。