角館南高校

女子生徒たち護身術学ぶ

角館署のお巡りさん5人が指導(9月30日・月)

 護身術の訓練をする生徒たち角館町の角館南高校(伊藤一郎校長)で30日、交通安全講話と護身術の講習会が開かれた。総合学習の時間として学んだもので、角館署の警察官が講師となって426人の女子生徒全員に正しい交通マナーや事故に遭った時の対応などを話した後、護身術の指導をした。

 これから夜が長くなる季節だけに、下校時に危険な目に遭ったら、いかに素早く逃げるかがPTAの総会でも話題になった。そうしたことから交通安全講話を兼ねて護身術も学ぼうと角館署に講師を依頼。同署から交通課の千田孝輝巡査部長ら5人のお巡りさんが派遣され、まず千田さんが「交通安全」をテーマに20分ほど講話した。千田さんは「わきから車が出てきて道路に出ようとしているのと出会ったら、必ずその車の運転手と目を合わせ『自分を見ているんだな』と確認した上で車の前を通ってほしい」などと事故に遭わない安全な自転車の乗り方やお年寄りや小さな子どものそばを通る時のマナーなどを注意した。

 そして仲間のお巡りさんとコンビを組んで「手を取られた時」「後ろから抱きつかれた時や首を締められた時」など、痴漢に襲われた時の脱出方法やそのコツを実技で示して指導。ステージ上で演じる千田さんらの指導を見つめる生徒たちは「キャー」と照れ笑いの悲鳴を挙げながらも隣の生徒とコンビを組んで襲う側、襲われる側となってその脱出方法を熱心に練習していた。

 生徒たちもクラブ活動していると下校時には真っ暗になっている日が多い。しかも、町を離れると民家も途切れ、女の子にとっては危険がいっぱい。先生たちもお巡りさんたちも「我が身を守るため」と生徒たちに熱心に指導しながらも「大事なことは危ないと感じたら逃げることです」と盛んに強調していた。