コテージ型旅館建設に反対の声

大曲市花館上大戸集落

二軒目の計画に「モーテル団地になりかねない」と地元住民(4月17日・木)

 請願書を提出した佐藤会長ら住民大曲市花館上大戸部落会(佐藤俊夫会長)と上大戸子供会(佐藤玄会長)では17日、高橋司大曲市長と大坂義徳市議会議長に対して、上大戸下川原地内に建設が予定されているコテージ型旅館(通称・モーテル)の建設計画中止を求める請願書を提出した。請願書では「この地域は閑静な田園地帯であり、最新のごみ焼却施設など公的施設が立ち並び、多くの住民が付近を通るだけでなく県内外から視察に来る人もあり、モーテルのような施設が近くにあるのは好ましくない」としている。同時に昨年7月に同市内の同じような施設の車庫内で、未成年の男女二人(19歳と15歳)が一酸化炭素中毒で死亡した事件を引き合いに「地域社会環境の面でも青少年の教育に重大な影響を及ぼす」としている。

 コテージ型旅館の建設地は県南部流域下水道事務所大曲処理センターや玉川浄水場に面した田んぼで、これまでは航空防除用のヘリポートとして使われていた。計画では敷地面積約8700平方メートルを確保し、23棟の客室と18棟の車庫を建設することになっている。

 農業振興地域に指定されているが、既に市農政課を通じて農振指定除外手続きを終えている。この後は市農業委員会に農地転用の申請をしなければならないが、同委員会では農地法上問題がなければ書類は受けざるを得ないとしている。

 請願書には上大戸、唐関、下大戸の集落から160人の反対署名も添えられ、高橋市長に提出されたが、市としても法的に問題がなければ手の打ちようがない状態だ。

 請願書はコテージ型旅館を建設するオーナーと二人の地権者、それに青少年育成大曲市民会議(太田欣次郎会長)にも提出する予定。小山誠治市議と市役所を訪れた佐藤さんらは「近くにも同じ施設があり、このまま放っておいたらこの地域はモーテル団地になる」と心配する。また付近の住民も「新しいごみ処理センターが完成して以来、リサイクル活動など社会勉強で多くの小学生が訪れるようになった。なのに近くにそのような施設がまた誕生するのは好ましくない」と話す。