「あと一回で完済です」
新たな詐欺行為に大曲市消費生活相談所で注意を呼びかけ(4月24日・木)
亡くなった高齢者宅にありもしない借金の返済を封書で迫る新たな詐欺行為が大曲市内で相次いで発生している。請求を受けた遺族はビックリし、大曲市消費生活相談所や大曲署へ相談を寄せている。確認されているだけでこれまでに5件の問い合わせがあった。同相談所の小林和子所長は「不審な封書が届いたらすぐに連絡してほしい。振り込みは絶対にしないように」と市民へ呼びかけている。今のところ被害は出ていないようだ。
借金の返済を迫るのは東京のファイナンス会社。今月9日から18日にかけて封書が送られてきた。ある遺族の場合は昨年12月に亡くなったお年寄りへの請求だった。
「お支払い請求書」とワープロ印刷されたB5版の文面には、長期貸付金20万円のうち入金済みが19万5000円で、未払いが5000円となっている。その5000円を「貴方様は今回の一回で完済となりますが、お振り込みがありません。少額ですので、大至急お願いします」と請求。さらに「3日以内にご入金がなければ、誠に勝手ながら東京簡易裁判所に法的手続きを取らせていただきます」と記されている。
消印は「高松南郵便局」で、会社名と代表者の名前、住所は書いてあるものの、電話番号はなく、振込先が日本郵政公社の普通口座となっている。
同相談所に相談を寄せた市民の一人は「本人は長い間、老人施設に入っており、借金をすることさえできない状態だった。支払わなければ法的な手続きを取るとおどすなどあまりに悪質な手口」と怒る。
小林所長は「不審に思うことがあったらどんなことでも連絡してほしい。金額が少ないからと安易に振り込んだりしないで」と呼びかける。問い合わせは同相談所へ(0187─62─1713)。