太田町長選

現職の高貝氏、3選飾る

「町独自の経済対策を打ち出したい」と高貝氏(4月27日・日)

 当選の祝福を受ける高貝氏太田町の町長選は27日投票が行われ、同日午後8時から町役場前の文化プラザで即日開票された結果、現職で3選を目指す無所属の高貝久遠氏(56)=太田字築地古館=が3417票を獲得、新人で二度目の挑戦となった建設会社経営で無所属の鈴木隆太郎氏(50)=太田字長田湯伝=は1699票だった。高貝氏が鈴木氏に1718票の大差をつけて圧勝した。投票総数は5116票で、投票率は81.69%だった。

 町役場前近くに設けた高貝候補の事務所には午後9時近くになると次々と「当選は間違いない」と期待する仙北郡内の町村長や仙北郡選挙区から選出された自民党の3県議、そして支持者らが駆けつけた。事務所内外は人で活気に満ち、午後9時5分に「高貝2700」の報告が入ると会場は安堵のため息と同時に拍手が沸いた。

 その知らせを受けて高貝氏も美保子婦人(53)と共に事務所入り。ホッとしたような笑顔での入場だった。安杖正義、大野忠右エ門、原盛一の3県議、そして祝いに駆けつけた高橋司大曲市長、仙北郡町村会長の今野正彬神岡町長が次々と祝いの言葉を述べた。高橋市長、今野町長は「これで安心して市町村合併をやれる。高貝さん一緒に頑張ろう」と喜んでいた。

 3選された高貝町長はマイクを握ると「3度目の選挙には不安もあった。皆さんに支えられながら街頭では政策中心に訴えた。町内を回って町民から受けたのは国も県も市町村も財政が厳しく、景気も悪いが太田町は太田らしい活性化に取り組めとの声、農業も低迷し、米価も下がる一方で値上げは夢幻の時代となったが、せめて安定した価格でコメを出荷できるシステムを作ってもらいたいとの声、そして老後も安心して暮らせる生活を望む声だった」と戦いを振り返った。そして「経済は一町村では難しいが国と県の指導を受けながら、独自的な総合経済対策を打ち出し、町の活性化を図りたい。農業も最低制限価格を描けるようなシステムを構築し、一年間の農業経営の設計を立てられるようにしなければならない。さらに民生福祉、教育・文化の発展向上に頑張り、明るいあいさつを交わせる地域社会を目指す」と抱負を述べた。約300人の来賓、支持者らによる万歳三唱の声がこだました。