女性を含む新人2人が涙
トップ当選は公明党新人の杉澤千恵子さん(4月27日・日)
大曲市議選は27日投票、午後8時半から市民体育館で即日開票された。その結果、期待された社民党公認の新人女性候補と3度目の挑戦となった新人候補が涙を飲んだ。現職20人は全員当選した。トップ当選は公明党公認の新人・杉沢千恵子氏で1357票だった。最下位は681票だった。投票総数は2万4938票で、251票の無効があった。投票率は79・17%だった。
今度の選挙戦、注目されたのは新人候補の6人の動静だった。中でも女性2人は現職陣営をおびえさせたが、社民党公認の石沢幸子氏は連合秋田の推薦もあって労組の組織的な支持は受けたものの心配された地元・田町とその周辺の住宅街での運動は上滑りに終わった。新人でトップ当選を果たした杉沢氏は公明党票をまとめきったほか市民活動団体での日常活動から個人票の上乗せもあった。四ツ屋を地盤とした菊地幸悦氏は出遅れはあったものの引退した新山良治氏後援会をバックに、かつてのPTA活動などで得た友人知己が幅広く、市内全域で点を稼ぐ強みを発揮した。
北村稔氏は元市職員の経験と柔和な人柄で曲陽地区の高畑、和合、大槻、古四王際集落の代表として地元をまとめきったほか、趣味のスポーツ活動で幅広い知己もあって、その層への浸透が実った。共産党の藤田和久氏は地盤とする藤木地区で現職の大坂義徳氏に押されたものの党派を超えた集落の推薦も得て健闘、それに党員の票の上乗せを図って見事な当選を果たした。今度で3度目の挑戦となった境一孝氏は熱心な草の根の運動を展開して票を伸ばしたが、一歩及ばなかった。
現職勢では2期目の藤嶋次男氏が初当選時、ギリギリの滑り込みだったこともあって今度の選挙戦では終始、危機感を持って小まめな運動を展開、大幅な票の上乗せで結果を残した。藤谷一誠氏も今度の選挙戦では地元から新人の杉澤氏、それに曲陽地区からも新人の北村氏の出馬で危機感を募らせ、懸命の街頭活動を展開、悲壮感をにじませた運動で浸透を図り、大きく伸びた。農村部を地盤とする現職勢では山崎栄一氏が地元票の少ないこともあって苦戦はしたものの大方は地元をまとめきって安定した戦いを展開。花館地区を含めた市街地の候補者は新人との混戦に飲み込まれ、票が乱高下した。
開票結果は次の通り。
杉澤千恵子(58)=須和町=公明・新 1357
加藤 勲(64)=内小友=無・現 1328
大坂 義徳(57)=藤 木=自・現 1309
菊地 幸悦(53)=四ツ屋=無・新 1248
北村 稔(62)=大 曲=無・新 1132
藤井 春雄(70)=大花町=社民・現 1097
仲村 力夫(62)=角間川町=無・現 1093
藤嶋 次男(63)=大花町= 無・現 1068
藤谷 一誠(54)=須和町= 無・現 1003
高橋 敏英(48)=大曲西根=無・現 1000
小山 誠治(72)=花 館=無・現 985
能味しん一 (67)=内小友=無・現 985
児玉 裕一(54)=四ツ屋=無・現 983
佐藤 文子(49)=四ツ屋=共・現 925
佐藤 孝次(53)=角間川町=無・現 885
鈴木 勝博(65)=花館=無・現 881
斉藤 正俊(66)=金谷町=無・現 878
鈴木 孝篤(65)=四ツ屋=自・現 861
藤田 和久(53)=下深井=共・新 860
高橋 孝夫(69)=黒瀬町=無・現 753
熊沢 龍雄(68)=花園町=無・現 736
高松 昭一(61)=川 目=無・現 712
大坂 猛夫(62)=富士見町=無・現 697
山崎 栄一(66)=大曲西根=無・現 681
次 境 一孝(54)=飯 田=無・新 640
石沢 幸子(58)=田 町=社民・新 568