大農家庭部プロジェクト班

大曲市米消費拡大推進員

モロヘイヤを素材に料理交流実技講習会開く(8月7日・木)

 大曲農業高校家庭部プロジェクト班(鈴木亜季子部長・部員13人)と大曲市米消費拡大推進員の交流実技講習会が7日、働く婦人の家調理室で開かれた。米を原料とした「ライスパ」や「大農パン」などで「日本学校農業クラブ全国大会」で全国制覇の経験もある同校家庭部。今年は同市の特産物でもある「モロヘイヤ」をテーマに料理レシピの研究に打ち込んでいるが、この日は米消費拡大推進員の婦人たちとお互いの料理メニューを交換し、技術の交流を図ろうと開いた。

 米消費拡大推進員は若い世代にもっと多くのお米を食べてもらいたいとコメを使った料理の研究活動をしている。この日は会員25人のうち12人が参加。スペインの代表的米料理である「パエリヤ」と、田植えや稲刈りなどの農作業の時のおやつとして出した「こざきねり(あさづけ)」、それに「モロヘイヤスープ」をメニューとして出した。大農家庭部は「モロヘイヤの混ぜご飯」と「モロマーボ」「モロドリンクゼリー」をメニューにした。

 そしてお互いにそのメニューに基づいて料理を作り、試食した。パエリヤは米、とりモモ肉、エビ、イカの胴、ピーマン、トマト、玉ねぎなどを素材にオリーブ油で炒め、オーブンで焼く料理。バラエティーに富んだ素材とニンニクの辛味が効いて若者向きの料理として喜ばれている。こざきねりは米を水に漬け、すり鉢ですったものを砂糖と塩、酢で味付けし、キュウリやバナナ、ミカンなどで色取りしたもの。生徒たちを相手に会員たちは「昔は二番米といって、精米した時に出る規格はずれとなった米を使ったもの。いい米は売りに出し、二番米ももったいないので『こざきねり』というおやつにして食べたものだよ」と説明していた。モロヘイヤスープは玉ねぎ、ニンジン、とり肉を素材にコンソメスープにしたもの。

 一方の大農家庭部は塩ゆでしたモロヘイヤと油揚げをご飯に混ぜた「モロヘイヤ混ぜご飯」、それにモロヘイヤと豆腐、ネギ、ピーマンを使ってのマーボ豆腐ならぬ「モロマーボ」とモロヘイヤを素材にした飲むゼリー「モロドリンクゼリー」を作った。栄養価の高いモロヘイヤは「野菜の王さま」としてもてはやされ、大曲市では第一次健康食ブームとなった1985年から栽培が始まった。93年には全国一の産地となったが、最近はその生産量も減っている。大農家庭部ではモロヘイヤのマイナス面である「苦み」や「青臭さ」を封じ込め、地域の人たちにもっと親しめるモロヘイヤにしたいとレシピを研究、その消費拡大につなげたいと意欲を燃やしている。

 そして6月に大曲市で開かれた「日本学校農業クラブ県大会」でその3つのレシピを基にモロヘイヤの研究成果を発表。県代表となって、20日に福島県で開かれる東北大会に出場する。その東北大会も突破して、10月8、9の両日、大曲市で開かれる全国大会に出場したいと張り切っている。

 試食会では先輩である米消費拡大推進員の人たちから味の面などでアドバイスを受け、「とても参考になった」と喜んでいた。市農政課も「大農家庭部の活躍で再びモロヘイヤの消費拡大につながれば」と期待しながら「米の消費拡大にも協力して」と試食会で呼びかけていた。