集中力養成講座として大曲市で開催
親子連れがハイテクのデジタル射撃に挑戦(8月10日・日)
大曲市の広域交流センターで9日、集中力養成講座「デジタル射撃体験会」があった。最先端のシステムを使ったデジタルスポーツピストルで射撃を楽しみながら、集中力を磨こうと秋田キッズCSクラブと大曲青年会議所、市教育委員会、デジタル射撃連盟の共催で開いた。秋田キッズCSクラブ大曲青年会議所に本部を置いている。同市での体験会は昨年11月10日に続いて2回目。会場にはデジタルピストル4台とバランスボード14台が用意され、参加した親子連れ50人は射撃とバランスボード体験を交互に楽しんだ。
始めにデジタル射撃連盟理事長の藤井優さんがデジタル射撃について講話。藤井さんは1996年のアトランタオリンピックで、日本チームピストルコーチとして参加。2000年のシドニーオリンピックでは日本チームの監督として活躍、現在も04年のアテネオリンピックに向けて選手強化に取り組んでいる。
藤井さんは山形県東置賜郡高畠町にある射撃場には著名なサッカー選手やバスケットボールの選手が「集中力を養える」と射撃体験に来ている例を紹介しながら、「射撃は目標物だけ一点を目で狙うが、目標物だけに焦点を充てようとするのではなく、周囲も見えるようにすると安定する」と平均台を歩く時、台だけを見て歩くと落ちてしまうように周りも見るようにしなければならないと「集中力」のコツを教えていた。
そして射撃とバランスボードに乗って体のバランスを養うゲームの二手に分かれて体験を楽しんだ。デジタル射撃はピストルを手に目標物の「的」に向けて射撃し、ポイントを楽しむゲーム。ピストルの引き金を引くとレーザービームが照射され、的の真ん中に当たると10点、逸れると9点、8点、7点と減点していく。
この日は4台のピストルとパソコンで結ばれた標的4台が用意された。本来のゲームは10メートル離れた標的に向けて射撃するのだが、この日は5メートルモードでの体験。階段状となった射台にピストルを固定し、神経を集中させ目標物を狙うとそばに置かれたパソコンの画面には握ったピストルの微妙な揺れが線で描かれた。神経を集中させ、目標物を狙うと、パソコンの画面には握ったピストルの微妙な揺れが正確に線で描かれた。射撃すると2点、4点、5点と中心から逸れる分だけ低いポイントとなり、真ん中に当たると10点とパソコンの画面に点数が出てくる。大人も子ども10点を取ると「オーッ。やったー!」と大喜び。体験した人たちは「最初のうちは手がしびれるような感じだが、面白くてやみつきになりそう」と目を輝かしていた。
藤井さんは「集中力を養い、子どもたちの勉強にも役立ち、脳卒中などで障害を持った人たちのリハビリや痴呆防止にもなると病院でも使われるようになった」と話す。デジタル射撃は社団法人日本ライフル射撃協会の正式種目にも認定されたと言う。
今年2月には同市笑の口のデイサービスセンター「笑の口」で秋田修英高校福祉活動部が同センターを訪れた際にお年寄りとデジタル射撃で交流。年齢のハンディも障害のハンディも関係なく楽しめたと喜ばれたと言う。
デジタルピストルは山形県米沢市のNECカスタムテクニカ株式会社が開発。個人の練習用で30万円、競技用なら40万円で販売されている。デジタル射撃及びデジタル射撃連盟については下記のホームページへ。