中仙町長選

冨岡副議長が出馬表明

現職の熊谷氏と一騎討ちへ(8月11日・月)

 中仙町の冨岡喜芳副議長(52)=上鶯野字古館=は10日、町就業改善センターで記者会見し、任期満了(12月1日)に伴う町長選に立候補すると表明した。同町長選には現職の熊谷勲町長(61)が6月定例議会で再選目指して出馬表明している。

 冨岡氏は「今の町政は庶民感覚から掛け離れ、住民おきざりの一人歩きをしている」と批判、▽弱者の立場でその痛み苦しみの現実を見据え、住民の声が反映される町づくりを目指す▽町村合併は住民一人ひとりの意志を尊重し、アンケートや住民投票の総意の下で方向づけを決定する▽基幹産業である農業を商工業と観光を結びつけた新たな産業振興を図り、若者の雇用、定住促進を実施したい─と述べた。

 冨岡氏は同町が大曲市ほか7町村との合併を選択することになったアンケート調査に関して「世帯主だけを対象に行ったもので住民の総意ではない」と批判。また議会で議決した上で合併先を選んだことに関しても「住民にとって最も大切な方向性を決めるのに議会でもほとんど論議されないまま決まった。むしろ私の耳には歴史的にもつながりのある北部3町村(角館町・田沢湖町・西木村)との合併を望む声が聴こえてくる」と述べ、「今度の町長選は町村合併が争点だ」と強調した。そして「当選すれば18歳以上か20歳以上を対象にアンケート調査をやり直し、その結果を重視したい」とも述べた。

 冨岡氏は県立増田高校卒。1988年3月の町議選で初当選。総務副委員長、教育民生委員長、議会運営委員長を経て99年11月8日に副議長に就任した。

 一方の熊谷町長は6月定例議会で「市町村合併に向けた諸課題を解決していく責務が私にはある」などとして再選を目指して出馬表明している。町長の任期は12月1日だが、町議(定数20、欠員1)の任期が11月2日になっているため、特例措置で町長選の日程を町議選に合わせ、10月21日告示、26日投票とした。