住基ネット本格稼働

大曲市では25日、住基カード9枚発行=でも?(8月26日・火)

 ICカードを発行する機械住民票の写しの交付が全国どこの市区町村でも受けられ(広域交付)、転入転出手続きも簡素化する「住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)」が25日から本格稼働した。同時に住民基本台帳カード(ICカード)の交付も始まったが、大曲市役所市民課によると25日だけで9枚の発行があった。しかし、9枚のうち2枚は市会議員で、残り7枚は職員だったという。「市民から2件の問い合わせはあったようだが、まだ様子見かもしれない」と同課。

 住基ネットは昨年8月5日に一部稼働。国民すべてが11桁のナンバーからなる住民票コードで登録され、パスポート申請や年金の申請など、一部の行政手続が住民票の写しが不要になるなど第一次サービスが開始された。25日からは第二次サービスが実施されたもの。

 これによって住民票の写しは25日以前は住んでいる市区町村でしか受けることができなかったが、住基ネットの活用で全国どこの市区町村でも本人や世帯の住民票の写し(戸籍を表示したものを除く)の交付が受けられるようになった。手数料は交付地の市区町村で定められているが、大曲市は4人まで200円。請求するにはICカードや運転免許証などの提示が必要。

 一方、引っ越しの手続きをする場合、これまでは住んでいる市区町村に転出届を行い、転出証明書の交付を受けた上で引っ越し先の市区町村に転入届を行う必要があった。しかし、ICカードの交付を受けていると確実に本人の確認ができるため、転出届を郵送で行い、引っ越し先の市町村窓口にカードを提示して転入届を行うことができる。引っ越しの手続きで市区町村に行くのは転入時の1回だけで済むことになる。

 市民課が25日から希望者に発行しているICカードは写真付き(本人の写真、住所、氏名、生年月日、性別記載)と写真なし(氏名のみ記載)の2種類ある。将来、自宅からインターネットを利用して行政機関へ申請を行う場合、本人を証明する情報の保存カードとして利用できるほか、写真付きカードだと免許証同様の公的な身分証明書として利用できる。また将来、図書館の利用、図書の貸し出しサービスや病院の診察券として利用するサービス、商店街での利用に応じたポイント情報を保存し、活用するサービスなど多目的な利用にも便利なカードとなる。

 申請は本人に限る。運転免許証かパスポートなど、それに印鑑、写真付きカードの場合は6カ月以内に撮影した無帽、正面、無背景の写真(縦4.5センチ、横3.5センチ)が必要。希望者には市の方でデジカメで撮影した写真をサービスする。交付手数料は500円。

 ICカード。町村の場合、カードの発行業務は指定情報処理機関である地方自治情報センターに委託しているため、申請から交付まで2週間ほどかかるという。