大曲農業高校
インドとタイ料理を通じて国際交流を深める(12月4日・木)
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県立大曲農業高校(伊藤甫校長)で4日、「米食文化の違いを探る」をテーマにした在留外国人との交流会が開かれた。生徒たちの国際理解、国際交流を通じてこれからの農業教育、農業経営の参考になればと県の補助事業「学校花まるっプラン」の支援を受けて実施した。
一年生2クラスの生徒たちが秋田市のインド料理店「ピーコック」のコックと盛岡市でタイ料理店「バンコク」を営業しているオーナーを講師に招き、インドとタイの料理を一緒に調理した。そして一年生241人全員と先生たち40人がそれぞれの国の料理を試食した。
インド料理は「ピーコック」の調理長・シャルマさん(62)とオーナーの五十嵐邦子さん(51)が指導した。タイ料理は花篭マーリニーさん(50)がもう一人のタイ人と一緒に指導した。インド料理のメニューはインド風チキンカレーとマサラティというミルクティー、それにインデカ米を素材にしたキールというデザート。タイ料理はトリのひき肉のピリ辛炒めに澱粉を固めたタピオカというデザートとスープ、それにサクビヤッという揚げワンタン。
生徒たちはインドとタイの二組に分かれて調理した。インドのシャルマさんもタイのマーリニーさんも日本語を話せ、生徒たちはさまざまな香辛料で味付けをする食文化の違いに強い関心を寄せていた。途中からは秋田大学に在学中の中国と台湾、韓国からの留学生5人も合流。生徒たちと一緒に料理作りに参加し、交流を楽しんだ。
お昼の試食会では「辛い!」と悲鳴もあがったが、「でもおいしい」と生徒たちは喜んだ。そして午後から体育館で開いたパネルディスカッションで高橋邦弘教頭は「私たちの料理と外国の料理はどんなふうに違うのか。また外国を知るには私たちのことも外国の方から知ってもらわなければならない。それが国際交流の基本だ」と呼びかけた。
インドとタイ料理を指導した3人はそれぞれの民族衣装で登場。生徒たちからは「日本のコメとインドのコメの違いは」「頭に被っている帽子の中は何ですか」「タイと日本のコメとどっちがおいしいですか」などの質問が出た。これに対しインドのシャルマさんは「日本のコメは食べるとお腹がきつくなるが、インドのコメはすぐにお腹が減る」と消化しやすいコメの違いを話していた。そしてターバンを手にとって「帽子の中は頭です」と笑わせ、質問した生徒を呼んでそのターバンを被せた。
一方、タイのマーリニーさんは「今日は辛さを抑えました」と言いながら「タイのコメも日本のコメもどちらもおいしい」とリップサービス。そして「クリスマスはあるか」との質問には「タイは仏教国だから一般の家ではクリスマスはない。キリスト教の家ではお祝いしており、招かれて遊びに行く」と習慣の違いなどを話ながら交流した。秋田大学の留学生もそれに混じって「日本ではラーメンとご飯を一緒に食べる人もいるが、中国ではそのような食べ方はしない」と食生活の違いを話していた。