角館駅前蔵で写真展
鉄道サポーターらが内陸線の魅力を写真に(12月13日・土)
角館町から世界一の大太鼓の里・鷹巣町までの94キロを走っている県出資の第3セクター「秋田内陸縦貫鉄道」のサポーターたちによる「秋田内陸縦貫鉄道と秋田の鉄道写真展」が14日から角館駅間の観光案内所「駅前蔵」で始まる。
秋田内陸線は1989年に全線開業したが、走るごとに赤字が出る厳しい経営状態で、昨年は約3億円の赤字を出した。いわば〃火の車〃状態で、県議会でも存続が問われる事態となっている。
このため今年7月に「秋田内陸線サポーター」を募集、応募したサポーターたちは何とか同鉄道の実績を高めたいと車体の清掃や列車内でのミニコンサートなどを開いてきた。今回もその存在感を県内外に広げたいと写真展を企画した。
写真展には9人のサポーターが内陸線を走る列車などを中心に40点ほどの作品を展示している。ヒマワリの花の近くを走る列車、冬の鉄橋を駆け抜ける列車、紅葉の山を背景に走る姿など内陸線ならではの姿が楽しめる。
サポーターの一人で鉄道民俗学の大穂耕一郎さん(東京都)は「内陸線の魅力は何といっても鉄道沿線の風景の素晴らしさだ。山里だけに心いやされる」と話し「赤字で廃止するという動きもあるようだが、白神山地だってブナを伐らずに残したから世界遺産になった。内陸線だって貴重な観光資源になるはず。残すことで第二の世界遺産になる」と協調する。
写真展は2月20日まで開かれ、角館会場の後は沿線の打当温泉マタギの湯やクウインス森吉、秋田銀行鷹巣支店、「道の駅あに」でも開催される。
また25日から1月31日まで急行もりよし1号、2号で「お座敷列車」を走らせる。さらに1月17日からはイベント列車「お座敷マタタビ号」を3月末まで週末の土・日に走らせる。車内で弁当を販売、その弁当を食べながら内陸線の旅を楽しんでもらいたいと企画した。