大曲市の消費者金融
アイフルを舞台に強盗模擬訓練(12月18日・木)
年末も押し迫ってせわしない毎日となってきたが、「こう言う時にこそ」と大曲市通町の消費者金融「アイフル大曲店(本社・京都市)」では、18日午前9時20分から「強盗模擬訓練」が行われた。本社から「訓練するように」と指示を受け、大曲警察署に協力を依頼した。01年5月に「武富士弘前支店」がガソリンを持った男に放火され、従業員5人が死亡、4人が重軽傷を負うなど消費者金融を襲った凶悪事件まだ記憶に新しい。
同支店では普段は4人が窓口に勤務しているが、この日は全員に訓練を体験させたいと支店長を含む男性3人と女性4人が勤務。
濃い草色のジャンパーに帽子、白いマスク、サングラスをかけた男が入ってくるといきなり拳銃を事務所に向けて「動くな!。手を挙げろ。挙げるんだ!」と脅しながら「金を出せ」と要求。犯人が入ってくる直前までは余裕の笑顔を見せていた支店長も警察官演じるリアルな強盗の姿に顔を強張らせ「お金はこれだけです。これだけしかないんです」と手渡した。犯人は「もっと出せ。死にたいのか」と天井に向けて威嚇射撃して脅したが、それ以上、居すわっては不利だとばかりに逃走。支店長もカラーボールを手に追った。
訓練が終わった後は犯人役の警察官と防犯指導した警察官から強盗へどうやって安全に対応すべきかなどの助言を受けた。支店長は「すごくリアルで実際に強盗に襲われたらこんな感じなのだろうなと思った。いい勉強になった」と話し、女性従業員は「怖かった」と震えた。
そして犯人の着衣や人相をメモしたの見て、年齢も身長も犯人とは大きなずれがあったことから「年齢などの特徴で記憶がハッキリしない時は特定しないで、不明と警察官に報告した方がいい」などと助言し、「拳銃を持った犯人は絶対に刺激をしないように。また刃物でもスキを見せたからといって組み付かないように」などと注意を与え、「自分の安全を考えながら犯人の姿を良く見て素早い通報を」とアドバイスしていた。また武富士事件のように放火された時の逃げ道を確保しておくよう指導していた。