角館町の平福記念美術館
夢のある絵がいっぱいで見ごたえタップリ(12月23日・火)
角館町の平福記念美術館で第26回3市3郡児童生徒県南美術展が開かれている。角館町教育委員会主催で同美術館主管。この美術展は児童生徒の美術教育の一環として、また美術館は造形物から、見る人の心にいろいろなエネルギーを送る場であるとして1978年に旧町立角館美術館からスタートした。
今回も県南3市3郡から88の小学校と21の中学校から作品が寄せられた。その数は小学校で1047点、中学校は214点。その中から佐々木良三秋田大学名誉教授を審査委員長に青池恒城前大曲仙北造形教育研究会長、木村恭己保呂羽山少年自然の家所長、鈴木徹田沢湖中学校長、小林一雄同町教育長が審査員となって審査した。
児童生徒たちの絵はとても個性豊かで夢がある。友だちの顔を描いたり、絵を描いている自分の顔を描いたり、宇宙人を描いた絵もある。カニの親子、腕相撲の絵、雲に乗って旅する絵、恐竜と遊んでいる絵もある。
佐々木審査委員長は「絵を描く、彫刻を作るということは単なる『写実的な正確さ、上手さ』を習得することではなく、自然にある木、石、草、建物、動物、友だちなどあらゆる事物に心をこめて対話することを狙いとしている。よい絵には心をこめて対話した『ささやき』が強く響いていて、子どもたちが夢中で、一生懸命で、根気強く努力した行為が封じ込められている。そのため作品には誰もが思いつくような類型的なパターンではない非現実的で、人間の深層の世界までをイメージする『独創性』が感じられる」と講評で述べている。
美術展は1月25日まで。28日から1月4日は休館となるが、元日は特別開館日とする。
特賞は次の通り。
◇小学校▽とびさわはやと「さめのくに」(東大曲1年)▽かとうみきや「ミネラルいっぱい、さんそいっぱい、いっかくのおやこ」(内小友1年)▽たかはししゅうへい「モリボの里」(四ツ屋2年)▽豊嶋大希「おばけに足あと?」(船岡3年)▽さいとうゆうせい「ぼくらのおまつり」(角館東1年)▽平鹿祐太「いじげんの門番」(生保内3年)▽伊藤健「ヘチマ畑で決闘だ」(西明寺4年)▽倉田春菜「雲の上の公園で遊ぼう」(太田南3年)▽森元知義「みらいのぼく」(千畑南3年)▽てるいちか「ほんとうのゆめのせかい」(仙南西1年)▽あかひらひかる「あっぷっぷ」(湯沢東1年)▽高橋靖裕「脳から生まれる生物たち」(新成4年)▽菅秀平「こんなところで遊んでみたい」(秋ノ宮3年)▽さとうあおい「くじらのおやことレッツ・ゴー!」(三梨1年)▽麻生和希「空とぶ二ひきの古代りゅう」(皆瀬4年)
◇中学校▽藤原夕紀「花のカーニバル」(協和1年)▽打川正和「世界の中で見た夢」(南外2年)▽高橋絵美「ぐるグル」(太田2年)▽藤井祐樹「読書」(仙北2年)▽高橋有早「光に浮かぶ」(湯沢南2年)▽高山尚儀「輝き」(羽後2年)▽遠田祐貴「大波・小波」(稲川2年)