大曲市四ツ屋
お年寄りのボランティア活動(12月24日・木)
大曲市四ツ屋地区には「友愛訪問」というお年寄りたちのボランティア活動がある。毎月一回、一人暮らし老人や寝たきりのお年寄りのいる家を訪問し、話し相手になっているもので年末だけは四ツ屋地区老人クラブ連合会と市老人クラブ連合会からの「お見舞金」2000円を手に訪問する。
25日、四ツ屋高砂会の会長・山信田祐静さん(82)=松倉鷹巣=は嶋貫徹之助さん(82)=四ツ屋小又=と車で午前中は寝たきりの山信田スエノさん(93)宅など3世帯を訪問。午後は一人暮らしの家を3軒を訪問した。
スエノさん宅では息子の長太郎さん(70)とハナ子さん(63)夫妻が山信田さんらを迎えた。「バッチャ、エダガ(いらっしゃいますか)」と山信田さんと嶋貫さんは玄関を開けると声をかけた。茶の間の暖房の前で横になっていたスエノさんは起き上がった。「バッチャ。変わりねか」。ハナ子さんがスエノさんに代わって「変わりね。変わったことがあれば大変だ」と受け答えた。
山信田さん、嶋貫さんは茶の間に上がって「元気だばえがった」と声をかけ、「これわずかだどもお見舞いだんし」とスエノさんに手渡した。「あや。申し訳ねー」。スエノさんは顔中しわだらけにして笑った。そしてハナ子さんに「ホラ。お見舞いだど」と手渡した。受け取ったハナ子さんも「あら。仕方ねなんし」とお礼を述べた。長太郎さんも「何と迷惑かけて」と二人にお礼を述べた。
この友愛訪問は大曲市老人クラブ連合会が実施主体となっていて通常は年末だけの訪問だが、四ツ屋地区だけは毎月一回、顔を出すようにしている。同じ仲間同士、孤独な思いをさせたくないとの配慮からだ。お茶を飲みながら世間話をする程度だが、一人暮らしのお年寄りには嬉しい訪問だという。山信田さん自身も80歳を超える。でも「友愛」という言葉が好きだと訪問をいとわない。年齢を感じさせない笑顔を見せた。