渡部市議、無所属で出馬へ
元気の出る大曲・秋田を目指したい(2月10日・月)
大曲市議会議員の渡部英治氏(53)=田町=は10日、市役所で記者会見し、4月4日に告示される県議選大曲選挙区(投開票は13日)に出馬することになったと立候補の決意表明した。渡部氏は27日に招集される2月定例議会前の20日までに市議会に辞職願を提出し、議長の許可を得次第、同日付で議員を辞任する。
会見した渡部氏は「1月中旬までは東北電力労組推薦の市議候補として5期目を目指すことにしていたが、栗林次美県議が市長選に出るとなって、寺田典城知事の出身地である大曲市から県政与党の立場で頑張ってもらえないかと後援会をはじめ、いろんな市民の方から要請を受けた。いろいろと悩み、決意するまで時間がかかったが、組織である東北電力労組本部に市議候補の申請を取り下げる手続きを6日に取った。県議選には東北電力の組織の推薦ではなく、渡部後援会の組織の支援を受け、無所属で出馬する」と決意を述べた。
渡部氏の出馬表明で定数2議席の県議選大曲選挙区には現職で5期目を目指す自民党の辻久男氏(64)=福住町=の2人となったが、ほかに動きがないため、このままの流れだと前回に続いて無投票となる可能性が高い。
渡部氏の出馬に対し、連合大曲地域協議会は寺田県政を支える知事与党の立場で無所属での出馬なら推薦する方向だ。渡部氏も連合には推薦願いを出したいとしている。また寺田後援会大曲支部も推薦の方向。このほか民主党、社民党からも推薦の動きがあり、「政党には要請はしないが、推薦してもらえるのならいただく」と渡部氏。後援会事務所は同市上大町の諏訪神社近くに構え、23日に事務所開きをする。
渡部氏は県議選への出馬表明に当たって「出馬の最大の要因は少子高齢化問題であり、市議会議員4期16年間、〃子供たちには夢を!お年寄りには安心を!若者には魅力ある街づくりを!〃をモットーに住民の立場で活動してきた。この初心を忘れずに、県民一人ひとりが夢と希望をもてる『元気のでる大曲・秋田』の実現を目指したい」と信条を述べた。そして「県政と市政は密接な関係を持っており、庶民的で身近な県議を目指したい。時間がなかったため、自分の後継者を立てることが出来なかった」と語った。渡部氏が県議選に回ることで、定数24の市議選への現職からの出馬は21人、場合によっては20人に減る可能性もある。一方、新人からの出馬は6人の予定。
出馬に当たっては▽情報公開から情報提供へと開かれた県政の推進▽ワークシェアリングによる雇用の創出と雇用維持に対する支援の強化▽安心して子育てが出来る社会を目指した育児休業制度の定着で男女共同参画社会の実現▽住民参加による地域の自立と活性化に向けた市町村合併の推進─などの公約を挙げた。また地元の問題として西山地区の総合スポーツ公園化の促進や大曲橋(金谷橋)架け替えの早期着工を目指したいとしている。
渡部市議は1945年7月13日生まれ。大曲小、大曲中から県立横手高校卒。68年に東北電力に入社。85年から大曲営業所勤務となり、61年の市議選で初当選。現在まで連続4期当選している。政党には所属してない。