六郷町の学友館

山男たちの写真展

ヒマラヤの山や風土、身近な山の魅力を展示(2月12日・水)

 六郷町の学友館で「山男たちの写真展in ROKUGO」が開かれている。同町登山協会(篠原信之助会長)の会員7人が、「ファインダーの中に見つけたもう一つの山の魅力」と題して展示しているもので、全紙に引き伸ばした作品45点が展示されている。

 圧巻は同登山協会が創立25周年記念事業として6人の会員有志が1998年4月21日から5月8日にかけて世界の屋根・ヒマラヤの「ランタン・ヤラピーク(5520メートル)」に登山した時に撮った15点の作品。「そそり立つキムシュン」、「ヒマラヤヒダ」、「斜面」などヒマラヤの厳しい山の表情が見る者を圧倒させる。3時間の露光で数々の星の動きを撮った「ランタンの星」、そしてネパールの人たちの生活を捉えた「子を抱く女」「村の娘」などの自然なスナップは厳しい山地で生きる人たちの空気を伝え感動を呼ぶ。

 ネパールだけでなく田沢湖町の駒ヶ岳や乳頭、玉川、それに象潟町など身近な山や川、滝などファインダーを通して見つけた山の魅力は見事だ。作品一つひとつに記したコメントも分かりやすく、写真を撮る苦労と喜びが伝わってくる。

 ランタン・ヤラピーク登山隊の隊長を努めた畠山正さんはその記録集で「ヒマラヤといえば誰しもがエベレストやアンナプルナ、マナスルといった8000メートル峰をイメージするが、私たちのようなものにとってそれは高嶺の花であり、技量的にも環境的にも実現できるものではない。やっとの思いで18日間の日程に都合をつけ、周囲の人たちに最大限の迷惑をかけての山行きだった。ある者は熱を出し、ある者はのどを痛め、全員が下痢に悩まされながらの行程だった。4000メートル以上での空気の希薄さは例えようもなく、全員が5〜7キロやせての帰郷だった。ひと言でいえば誰にもいけそうでいて、そんなに甘くないのが実感だった」とヒマラヤ登山の厳しさを語っている。

 写真展は3月23日まで開かれている。毎週月曜日は休館。入館料は一般・大学生210円、高校生以下無料。