清酒「やまとしずく」を楽しむ会

お酒ファン190人が集う

世界の味となったブランド酒と料理を楽しむ(2月22日・土)

 会場ではお楽しみ抽選会も開かれた出羽鶴・刈穂ブランドの「秋田清酒株式会社(伊藤辰郎社長)」が会員販売店だけに卸しているブランド酒「やまとしずく」を味わう会が21日、大曲市の総合宴会場「フォーシーズン」で開かれた。昨年より20人多い190人ものファンが集い、でき上がったばかりの新酒「やまとしずく」を囲んで酒と料理、おしゃべりを楽しんだ。

 清酒「やまとしずく」は酒小売店がお客さんに自信を持って勧められるオリジナルのブランドを持ちたいと秋田清酒に醸造を依頼。南外村の「出羽鶴酒造」の蔵元・伊藤家の昔の屋号「やまと」から名前を取って「やまとしずく」とした。

 南外村の農家と一体となって低農薬の米を作り、1500万年前の村の貝化石層から湧出する水を仕込み水とし、手間も時間も惜しまない長期低温発酵という酒造りの伝統を守って醸造した。2000年5月には「やまとしずく純米大吟醸」と「やまとしずく山廃純米酒」が、ベルギーのブリュッセルで行われた「第38回モンドセレクション」で、それぞれ金賞と銀賞を受賞し、世界の味として認められた。

 大曲・仙北やまと会の秋元浩会長(神岡町)は「地元ならではの酒を出したいとデザインした『やまとしずく』も誕生して9年目に入る。今年はさらに特徴のある、華やかなものにしたいと実験も重ねている。みんなで『やまとしずく』を味わって、その名を売ってほしい」と協力を求めた。伊藤社長は「変化の激しい世の中だが、古いものでもいいものは残したい。昔ながらの米だけで造った『やまとしずく』は古き中にも現代で味わえるものがある」と自信を見せた。

 カンパイの音頭と同時に宴会が始まったが、JR大曲駅前の酒店経営者は「県外へのお土産にしたいと『やまとしずく』を指名してくれるお客さんが年々、多くなった」とブランドの普及を喜んでいた。テーブルには「やまとしずく純米大吟醸」「純米吟醸」「山廃純米酒」の3種類に熱燗のやまとしずくが次々と運ばれた。女性ファンも多くなり、会場は華やかな雰囲気でいっぱい。一口ずつ味わってはそれぞれ味の違い、個性を楽しみ、酔える幸せを味わっていた。「やまとしずく」の大曲仙北地区の会員販売店は20店だが、西は滋賀県、北は北海道まで昨年より10件多い70店舗に膨らんでいるという。

 やまとしずく純米大吟醸は720ミリリットル入りで2600円。純米吟醸は1.8リットル2720円、720ミリリットル1360円、山廃純米酒は1.8リットル2330円、720ミリリットル1165円。大曲・仙北やまとしずく販売店は下記へ。

 ◇大曲市▽小山酒店(花館柳町)、きしため酒店(上大町)、斎藤酒店(花園町)、斎藤酒米店(若竹町)、大桝商店(栄町)、高忠酒店(丸の内町)、田中酒店(福見町)、中野谷酒店(大町)、もりかわ(角間川町)、須藤酒店(日の出町)、田口酒店(中通町)
 ◇神岡町▽アキモト酒店(神宮寺)、杉沢酒店(同)、
 ◇西仙北町▽小野喜酒店(土川)、平澤酒店(刈和野)
 ◇六郷町▽高良酒店(米町)
 ◇太田町▽藤本商店(三本扇)
 ◇田沢湖町▽五十嵐支店(生保内)
 ◇角館町▽桜田酒店(西勝楽町)、地酒のふじた(岩瀬)