観光産業で北東北の拠点都市を目指す

仙北北部合併協議会 、4月に法定協議会設置へ(2月22日・土)
 
 あいさつする佐藤会長中仙町の離脱により動向が注目されていた仙北北部四か町村合併協議会(会長・佐藤清雄田沢湖町長)が21日午後2時から、西木村の総合開発センターで開催され、 角館町、田沢湖町、西木村の3町村は合併協議を継続し、4月から法定協議会に移行することで合意した。

 冒頭のあいさつで佐藤会長は「中仙町の離脱は残念だが、3町村は観光という似たような特色を持っている。お互い協力しあって良いまちをつくっていこう」と述べた。

 この後、中仙町離脱に伴う規約の改正や協定基本項目案の見直しが事務局から提案された。これによると、任意協議会の名称は仙北北部四か町村合併協議会から「四か町村」を削除し「仙北北部合併協議会」に、町づくりのテーマは「秋田県の表玄関を目指したターミナルシティ」から「観光産業を活かした北東北の拠点都市」に変えた。中仙町が離脱したことにより、観光振興がより明確になった。

 今回で3回目となる協議会には委員である首長や議長ら12人全員が出席し、活発な発言が相次いだ。 関係者の話では、今後、北東北三県の連携が具体化した場合、観光のみならず秋田、岩手両県の多様な交流拠点としてさらに存在感を発揮できるとし、「今回の合併は好機」と強気。

 しかし、4月から法定協議会に移行し、特例法の期限である平成17年3月以前に新しい自治体をつくるとはしているものの、3町村の人口は3万3564人(平成12年国調)と4万人に満たない。このため「市」になるためには16年3月までに合併を終了しなければならないという厳しいスケジュール。法定協議会の最初の協議は「市」を目指すか否かが議論になりそうだ。

 これで、大曲市仙北郡の合併は3つの枠組みで固まった。親密度を大切にした「仙北東部」(六郷町、千畑町、仙南村)、スケールメリットを追求した「大曲・仙北」(大曲市、神岡町、西仙北町、協和町、南外村、中仙町、仙北町、太田町)、観光を明確に打ち出した「仙北北部」(角館町、田沢湖町、西木村)。今後はどのような将来構想、政策が示されるかに焦点が移った。