春季生活闘争決起集会
リストラ、定期昇給凍結に断固たる対応を決意(2月28日・金)
連合大曲地域協議会(三輪健議長)は27日、03年春季生活闘争総決起集会を大曲市の総合宴会場「フォーシーズン」で開いた。集会では「景気回復に向けた政策転換と雇用創出・安定策の強化に全力を挙げるとともに、すべての組合は失業者を出さないよう安易なリストラ、コスト削減のための定期昇給の凍結、見直しに対して断固たる決意で対応する」などのアピールを確認し、雇用と生活を守り抜く闘いに向けて団結を誓い合った。また4月の統一地方選こそ生活を守る身近な選挙であり、連合大曲地協推薦候補者全員の当選目指して全力で取り組むことを確認した。
同地協は羽後交通労組、SIIマイクロテクノ、全タカヤナギ、東北電労、ユアテックユニオンなど43単産約4300人の組合員で構成されている。この日は約100人が参加。三輪議長は「リストラで多くの人が失業し、職場に残ってもサービス残業や不払い労働に追いやられ、長時間労働で過労死の不安さえ高まっている。雇用の問題は家庭、地域社会、学校の崩壊にもつながろうとしている」と危機感を訴え、パート労働者の賃金引き上げやサービス残業の撲滅を強調した。
続いてハローワーク大曲の高橋文男所長が「大曲仙北の最近の雇用・失業情勢」と題して講演。高橋所長は「1月末現在での求職者は2744人。これに対して求人数は945人で、有効求人倍率は0.34倍」と厳しい現状を語った。しかも40代から60代の新規求職者の多くは「辞めたくて辞めたのではなく、事業主の都合だった」とリストラが依然として進められている現状も指摘。同時に新規高卒者も地元の職場を選びたくても1月末現在で128人の生徒が就職先が決まってない現実を数字で示した。
ハローワークによると5年前の1998年には地元就職希望者483人に対し、求人は899人と売り手市場だったが、今年は就職希望者374人に対し、求人は334人と下回り、買い手市場へと逆転。高橋所長は「高校生の就職も厳しいが、これからは不良債権処理による離職者も増加するおそれもある」と語りながら、「今後も新規高卒者の場合は個別に相談しながら就職先を開拓したい」などと語った。
続いて連合秋田の勝英男事務局長が「03年春季生活闘争」の取り組みについて説明。日経連と経団連が「賃上げを要求して戦う春闘は終えんしたと主張しているが、とんでもない。連合の今年の方針は総合生活改善の視点に立って、パート労働者も含めた労働条件の底上げと社会的波及を図ろうとするもので、ベースアップは論外とする主張は容認できない」とし、春季闘争は要求書の提出、団体交渉を行う、経営情報の開示を求めるなど闘争の手引きを説明した。