仙南村役場で調印式
04年11月1日合併目指して法定協議会開催(2月28日・金)
仙北東部合併推進協議会は28日午前8時半から、仙南村役場で法定の「千畑町・六郷町・仙南村合併協議会」設置に向けた調印式を行うと同時に同協議会事務局職員への辞令を交付、午前10時から千畑町役場で「第1回千畑町・六郷町・仙南村合併協議会」を開いた。これによって仙北東部3町村は今後、新設合併を基本とした協議を重ね、04年11月1日の合併を目指して本格的に動きだすことになった。
協議会の委員は3町村の首長と3町村の議会議長、3町村の議会代表2人、それに3町村がそれぞれに選出した民間の委員3人ずつの9人に学識経験者として県仙北地方部の山口博司部長の22人で構成された。会長は坂本茂弘六郷町長、副会長は藤嶋長右エ門千畑町長(職務代理者)、松田知己仙南村長とした。
協議会では事務所はこれまで通り仙南村役場内に置くことを了承。その上で合併協議会の規約、組織、会議運営規定、財務規定、予算などを審議。協議会に3町村の助役、収入役、教育長、総務課長、企画課長からなる幹事会を置き、さらに総務、民生、産業建設、文教の4部からなる専門部会とその下に分科会を設置して、3町村のあらゆる項目を出し合い、協議していくことで了承した。
協議会の基本方針としては新しい町の名称は協議会の中で「公募」も含めて選考、検討することとし、住民サービスの向上、各町村庁舎との関連も含め、事務所機能のあり方についても協議会で検討する。また各町村の財産については原則として新町に引き継ぐものとするが、特殊事情もあることが想定されることから協議会の中で検討することにした。
また合併までの期間における各町村の新規事業や事業の規模拡大、職員採用などは合併後のまちづくりの構想との整合性を考慮し、合併後を見据えた計画となるよう配慮することも確認した。
合併までのスケジュールでは3月から04年4月まで毎月1回、協議会を開催し、04年5月に3町村の議会で合併の議決を得た上で、合併協定書に調印。6月には県議会の議決を求め、県知事の決定を得て10月の総務大臣の告示を受けて11月1日の合併を目指す。
この間に新町将来構想を練り、11月までは新町建設計画を策定する。また事務事業の洗い出しや事務事業の現況調査も実施してきたが、これからは事務事業のすり合わせ調整で一本化を図り、04年4月から10月までに事務事業の調整作業を終えて、合併に合わせる。一方、電算システム統合の検討作業も進め、04年6月までは統合し、10月までテストを実施して合併に備える。
合併に向けた協定項目は新町の名称、新町の事務所の位置、議会議員と農業委員の定数及び任期、地方税の取扱い、条例、規則、一部事務組合、町名、字名の取り扱い、保健衛生、児童福祉、保育、ごみ収集運搬業務、通学区域、学校教育、社会教育など26項目66種類にも上る。
また今後の情報提供はIT技術を利用した双方向情報交換機能を充実させるため5月から12月までに地域イントラネット基盤施設整備事業も展開する。国県の補助を受け、総事業費4億500万円で、住民が必要としている情報を必要としている時間に受けられる環境を構築したいとしている。同時にパソコンを苦手とする年齢層の住民も考慮し、公共端末には操作が容易なタッチパネル方式の機器を採用、インターネット環境を持たない家庭や企業にも同様のサービスを受けられるよう電話、ファックス、携帯電話(iモード)でのサービスも行う。
千畑町・六郷町・仙南村の合併協議会は昨年9月24日に町村長、正副議長が仙北東部地区の合併研究会設立について協議し、30日には町村長、議会議長が仙北町、太田町に対し研究会への参加を申し入れた。同時に町村長、議長が大曲市を訪れ、市から要請があった任意協議会への不参加を伝えた。そして10月8日に第1回仙北東部合併研究会を開催、22日には3町村議会議員との意見交換会を開催。その上で25日に開いた研究会で任意協議会を設立に向けて協議。11月6日に3町村で「仙北東部合併推進協議会」を設立し、2月5日の第5回協議会で基本方針を決定。19日に千畑町・六郷町・仙南村合併協議会設置議案を提案し、3町村議会が議決していた。
3町村の人口は02年9月10日現在で千畑町8465人、六郷町7241人、仙南村8315人の合わせて2万4021人。