大曲市新人音楽祭

本選目指して熱演

新鮮な音をつむぎだし15人が予選を通過(1月7日・火)

 大曲市の市民会館と中央公民館で「大曲新人音楽祭コンクール」が開かれている。ピアノは市民会館を会場に35人のエントリーがあったが5人が欠席し、30人で演奏が競われている。中央公民館では弦・管・打楽器に30人、声楽には16人が出場している。

 新人音楽祭は若手のクラシック音楽家を育てたいと「音と光と水のまち」をキャッチフレーズとする大曲市の個性として1989年にスタート。今年で15回目を向かえた。過去の入賞者には92年の「イタリア声楽コンコルソ」で金賞に輝き、オペラ歌手として活躍している田島達也さん(群馬県出身)など海外コンクールの入賞者や国内外でのコンサートで活躍している人も多く、若手音楽家の「登竜門」として回を重ねるごとにレベルと知名度が高くなっている。

 出場者の多くは音楽大学の学生や音楽教室の講師など。県内からの参加者は15人で、遠方は沖縄県那覇市や海外ではスイスのバーゼル音大留学生も。

 審査は声楽家の中澤桂、フルーティストの小出信也、ピアニストの弘中孝、ヴァイオリニストの井上将興、音楽評論家の三宅幸夫、作曲家の四反田素幸の6氏が努めている。どちらの会場にも市内の中学生や一般の音楽ファンが駆けつけ、熱心に演奏に耳を傾けている。参加料の1万円と交通費、それにマリンバなど一人では持ち運びの困難な楽器の輸送費はすべて個人負担。それでも「聴いてくれる人がいて、自分の力量が試される機会だから」と参加者は演奏に情熱を燃やす。ステージで緊張しながらも若々しく新鮮な感覚で音をつむぎだして演奏する姿は感動的だ。

 7日は予選で、予選を通過した人たちによって8日午後0時半からグランプリを目指しての演奏が始まる。最終の成績発表は午後5時半の予定。成績発表の前に昨年のグランプリ受賞者・三木晶子さん(東京都出身)によるヴァイオリンの記念演奏がある。入場料は両日券合わせて500円。

 予選通過者は次の通り。

 ◇ピアノ部門=山崎早登美、林紋子、服部慶子、小野哲也、後藤加奈

 ◇弦・管・打楽器部門=坪井きらら、渡辺珠希、住吉雄一、馬場章子、小松朋子、桑原まゆ子

 ◇声楽部門=松田美香、中野和子、大河原美紀子、姫野成美。