グランプリはピアノの山崎さんへ(1月8日・水)
第15回大曲新人音楽祭コンクールは8日午後0時半から大曲市民会館を会場に前日の予選を通過した15人によって「優秀者演奏会(本選)」が行われた。審査の結果、最優秀賞のグランプリはピアノ部門に出演した山崎早登美さん(28)に輝き、賞金30万円が贈られた。山崎さんは北海道出身で東京芸術大学大学院卒。現在は東京を中心に演奏活動している。
山崎さんはショパンの「アンダンテ スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を演奏。グランプリ受賞を「この音楽祭には2〜3年前、出演者の伴奏のために来たことがある。今度は自分のための演奏で緊張したが、ホールがとても良く気持ちよく演奏できた。年齢が年齢だけど、次は国際コンクールを目指して頑張りたい」と喜びを語った。ピアノは2歳から弾いていたが、3歳から本格的に習ったという。
本選の演奏終了後は昨年のグランプリ受賞者の三木晶子さん(東京芸術大学3年生)のヴァイオリン記念演奏が行われた。演奏仲間の山本佳澄さんのピアノを伴奏に三木さんはクライスラーの「プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ」やモーツアルトの「ヴァイオリンソナタホ短調K.V304」、それにスペイン民謡組曲を演奏、繊細なヴァイオリンとピアノ演奏は音楽ファンを心から魅了させて盛大な拍手を受けていた。
表彰式で音楽評論家の三宅幸夫氏は「自分でホールに響く演奏を心がけてほしい。優れた演奏家や指揮者はもう一人の自分を創り出し、演奏を引っ張っていく。そうしたもう一人の自分が演奏には必要だ」と述べながら「ピアノ部門はかなり接戦だった」とレベルの高い演奏が展開されたことを評価した。また高橋司市長は「今年も外国からなど遠くから多くの方が参加してくれた。この音楽祭はまちの誇りだと思う」と参加者と聴衆にお礼を述べた。
グランプリ以外の入賞者は次の通り。
◇優秀賞=桑原まゆ子(東京・マリンバ)、姫野成美(武蔵野音楽大学・声楽)
◇奨励賞=小野哲也(神奈川県横須賀市・ピアノ)、住吉雄一(北海道教育大学札幌校・フルート)、松田美香(藤原歌劇団準団員・声楽)