中仙町の離脱を承認
委員が離脱理由の説明を求める(1月31日・金)
中仙町からの離脱届けを受けていた仙北北部4か町村任意合併協議会(会長・佐藤清雄田沢湖町長)は31日午前11時から臨時協議会を田沢湖町総合開発センターで開いた。4か町村の首長、議長ら16人の委員のうち、中仙町の副議長が欠席。臨時協議会は離脱宣言した「中仙町の発言」と「今後の任意協議会の動向」が焦点となり、報道各社が取材に駆けつけた。
会場はひっそりとした雰囲気。会議は午前11時6分に幕を開けた。冒頭、佐藤会長が「1月27日付で中仙町から離脱届けが出され今回の臨時会開催となった。誠に残念なことである」とあいさつ。 その後、議長席に着き「報告事項」として中仙町から「離脱届け」を案件として提出、当事者である熊谷勲中仙町長に離脱に至る経過報告を求めた。
熊谷町長は離脱理由として「(大曲市グループと仙北北部グループの)中間に位置する町であるため、(合併の枠組みが具体化する前の)早い時期に調査特別委員会の設置や町民アンケートを実施するなど方向性を探ってきた。1月に入って議会から離脱するのなら迷惑をかけることになるので、結論を早く出した方がよいと指摘された。議会の総意により離脱を決意した。(仙北北部)は昔から地域のつながりが強いことは充々承知しているが、将来を考えた場合、広域合併の方が良いと私も判断した」 と静かな口調で述べた。
会議はこれを了承して終わるかと思ったが、角館町議会の田口勝次議長が挙手。「中仙町が自主的に決めたことに対して、とやかく言うつもりはないが、広域合併の方が良いと判断したとするのであれば最初から勝負はついていたことになる。今後の反省とするためにも、何を判断材料として(大曲市グループに加盟を)決断されたのか主な事項を差し支えのない範囲で中仙町長、中仙町議会からお伺いしたい。我々としても町民に説明する責任がある」と答弁を求めた。
これに対して熊谷町長は「結婚を例にたとえるわけではないが、離婚が決まってから細かなこと言うのは差し控えたい」 と回答を避けた。田口議長は再度、「(役場庁舎の位置など)基本6項目について次回の協議会で協議することになっていた。それらについて、中仙町として協議されたかどうかでも良いから教えていただきたい」 と回答を求めたが、熊谷町長、小松重文中仙町議長は沈黙したままとなった。
佐藤会長は気まずい空気を察知してか「中仙町の意向は新聞報道で伝わっていると思うので、この件については議論をうち切りたい」とそれ以上の発言を制止。約45分で会議は終了した。発言した委員は少なかったものの「中仙町は議会での実質的な審議、町民への情報提供などは行ってこなかったのではないか」といった不満の,ムードが広がった。
残った田沢湖町と角館町、西木村の3か町村はその後「懇談会」に切り替え、今後も3か町村で合併協議を継続する方向で各議会に諮ることで合意した。