田口村長、無投票当選確定
村議補選は定数2に3人出馬(7月1日・火)
任期満了に伴う南外村の村長選は午後5時に立候補の受け付けが締め切られた結果、現職で3選を目指して届け出た田口宏暢村長(75)の当選が確定した。立候補のあいさつ回りて村内を選挙カーに乗って遊説していた田口氏は午後5時に役場前の選挙事務所に戻り、お祝いに駆けつけた周辺町村長や支持者、友人らに笑顔で迎えられた。そして「村民にも村の自然にも感謝しながら回った。『どうもどうも』と応えてくれた村民に感謝したい。しかし、その『どうも』が前と違った何かがあると感じた。その意味をこれから考え、市町村合併に向けた地域づくりに取り組みたい」とお礼を述べた。続いて村コミュニティーセンターに会場を移し、ダルマに目を入れ、約100人の支持者らに囲まれ当選祝賀会に臨んだ。
田口氏は午前8時50分から役場前の広場で出陣式を行った。仙北郡内の町村長、県議ら来賓、それに支持者の村民ら約300人が応援に駆けつけた。伊藤郁夫後援会長は「田口候補の3回目は市町村合併までの1年8カ月しか任期がない。その限られた時間で村の抱える課題を急ピッチで進めてもらいたい」と激励。安杖正義、佐々木長秀、原盛一、大野忠右エ門の4県議のあいさつの後、仙北郡町村会長の佐藤清雄田沢湖町長が「田口村長のこの8年間にわたる素晴らしい村政運営には感銘している。その実績と経験を活かし、合併後の地域振興に大きく期待したい」と励ました。佐藤清吉議長もマイクを握って「念願の上水道は来年には一部、給水が開始される。下水道整備、中学校の大規模改修、県道の拡幅整備などまだやらなければならない社会資本整備がある。合併にはそうした課題を盛り込んでもらいたい」と訴えた。
最後にマイクを握った田口候補は「8年前に村長になった。その時、村の将来を思い、行政として何を基盤とするかを考えた。ちょうどバブルが弾けた時代で景気も悪くなり、企業を誘致して村を盛り上げ、経済を活性化するのは無理だと思った。自然を相手に自然と共に助け合いながら生きてきた村だ。恵まれた自然環境をさらに私たちが手を加えて、生きていくことを考えた。そのためには温もり、優しさ、明るさを持った人間を育てて行くことが大事だし、そう言う手だてをやってきた。また米価を含めた農業問題もこの農山村には余り気持ちのいい情報は入って来ないが、自然環境を整備し、それに人間の力を加え、お互いに生きていくことが大事でないか。この村の自然という宝物を大事にしたい。簡易水道もその一環であり、平成17年度から着工できるよう頑張っている下水道もその一環であり、ほ場整備もその一つだ。そのために必要な条件を何とか満たしていかなければならないと一生懸命頑張っている」と子どもたちの教育、村の自然と上下水道の整備を訴えた。
そして市町村合併も「この村だけでやっていけるのではないかと考えたが、補助金も交付税も考えていた以上にはるかに大きな問題であり、合併協議会に参加して、これからの将来構想を達成するためにはどういう手だてが必要なのかいまみんなで協議している。この村を大きく良くしていくために支えるのは住民であり、地域づくりのための合併と捉えて参加していく」と訴え、「これから村内を回って村民に訴えて行くが、同時に村の自然にも呼びかけて行きたい」と選挙カーに乗り込んだ。
田口氏は駒澤大学卒。外小友中学教諭、西仙北町大沢郷中学校教頭、仙南中学校長を経て1984年、西仙北町刈和野中学校長で定年退職。89年から95年まで村教育委員長を務め、95年7月の村長選で初当選。自宅は南外村字赤平台野40?14。二人の娘は独立し、妻・慶(よし)さんと二人暮らし。
村議補選は6日は午前7時から午後7時まで村内6カ所の投票所で投票が行われ、午後8時から村コミュニティーセンターで即日開票される。大勢判明は午後9時15分ごろ。6月30日現在の有権者は男1864人、女2080人の合わせて3944人。立候補者は次の通り。
佐藤 泰久(67) 無所属 農 業 元
伊藤 行雄(60) 無所属 元役場職員 新
佐藤 芳雄(54) 無所属 測量会社経営 元