全国の自治体や学校に寄付行脚

沖縄の実業家・上原さん、大曲市から感謝状(7月4日・金)

 全国の自治体や学校などに寄付活動を続けている沖縄県那覇市の実業家・上原清善さん(84)が3日、本荘・由利地区から仙北郡入りし、南外村、大曲市、仙南村、六郷町を訪問した。上原さんは2月末から3月にかけて県南の各市町村に一律20万円とサトウキビ、黒砂糖を送付していたが、今回は各学校の生徒たちから多くの手紙や感想文を受け取ったお礼を兼ねて各市町村を表敬訪問しているもの。

 上原さんは第二次世界大戦ではフィリピンで兵役に就き、戦後はホテルやボーリング場の経営で成功。60歳で一線を退いたのを機に、亡くなった戦友たちのために平和教育に役立ちたいと全国の自治体に向けて〃寄付行脚〃を開始した。その善意の輪は海外にも広がり、これまで受け取った感謝状は4900枚近い。

 1日に宮城県から秋田に入り、湯沢市や雄勝郡内の町村を回って本荘・由利地区の市町村役場に顔を出した。そしてこの日からは大曲市と仙北郡内の各町村を回ることにしたもの。大曲市役所では高齢のため階段の昇降が困難ということで市民課の福祉保健部長室で教育委員会の小松部まさ弘教育次長と毛利博信教育課長が出迎え、笹元嘉辰教育長の名で上原さんに感謝状を手渡した。「南の国の香りをのせて北の国へと届いた贈り物に子どもたちは喜び、広々とした畑に思いを馳せた。平和教育のためにと頂いたご厚志は明日を担う子どもたちの糧となり新しい夢を育む」と敬意を込めた感謝状を受け取った上原さんは、その文面を感慨を込めて目を通していた。上原さんは県内の地理が不案内ということで、各市町村役場から車で送られて次の訪問地を目指した。=本紙から小松教育次長の「まさ」の漢字は、はこがまえ(匚)に「玉」と書いたものです=