五所川原市「ねぷた」が登場

JR大曲駅改札口

びゅうプラザ大曲、「津軽周遊の旅」を企画(7月7日・月)

 JR大曲駅二階の改札口に青森県五所川原市の「立佞武多(たちねぷた)」が仁王立ちし、乗降客を見守っている。東日本旅客鉄道・びゅうプラザ大曲が企画した「津軽周遊の旅」のPR用にと五所川原市から借り、展示しているもの。

 「ねぶた」と言えば青森市の巨大なねぶたや弘前市の扇形のねぶたが知られているが、五所川原市では「ねぷた」と呼んでいる。飾っているねぷたは実寸の10分の1の大きさで、高さ約2.5メートル。針金で勇壮な武者姿をかたどり、和紙で覆って色付けした。 五所川原市のねぷたは明治中期から大正初期に行われた伝統文化で、高さ約10間(約18メートル)のものが、数百人の若者によって担がれ、町内を練り歩いた。その勇壮な姿は、五所川原市から12キロ離れた金木町からも見えたという。しかし、電気の普及で電線が張り巡らされ、次第に小型化。現在、運行されている通常のねぷたは高さ約4.5メートルとなっている。

 1996年、地元の有志が明治後期の五所川原ねぷたを撮った一枚の写真を元に復元に取り組み、高さ20メートルの巨大なねぷたを完成させた。その高さはビルの7階に相当し、重さは16トン。立佞武多と命名したその威容と五所川原人の気概は全国的な反響を呼んだ。

 そして立佞武多プロジェクトを結成し、駅前から運行コース上の電線を地中に埋め、98年8月5日、30人の若者がそれをひいて市内を巡行。五所川原人の気質と巨大な勇壮なねぷたは多くの観光客を魅了した。

 今年の祭りは8月3日夜、市内を流れる岩木川河川敷で打ち上げる花火大会を皮切りにスタートする。4日から8日までがねぷたの運行で、20メートル級の立佞武多が3台、10メートル級の中型が7台、そして小型4台が登場する。

 「津軽周遊の旅」はその熱気に触れる旅で、8月6日から7日の一泊二日の日程。大曲駅を6日午前9時40分発の展望列車リゾート「しらかみ号」で出かける。列車内で津軽三味線の演奏も楽しめる。

 旅費は大曲駅からなら2万9800円。刈和野駅2万9600円。羽後境駅2万9300円。秋田駅2万8800円。問い合わせと申し込みはびゅうプラザ大曲へ(0187?63?3310)。54人で締め切る。