日本水道協会東北地方支部

72回総会を大曲市で開催

水道事業への国の財政援助の強化など13議案を採択(7月11日・金)

 日本水道協会東北地方支部の「第72回総会」が10日、大曲市のグランドパレス川端で開かれた。厚生労働省健康局水道課給水装置係長や総務省自治体財政局水道・工業用水事業係長、日本水道協会専務理事ら来賓、東北6県から水道事業に携わっている自治体職員160人と水道業者合わせて約400人が参加。03年度事業計画、予算案などを原案通り可決した後、各県支部から提出された「水道広域化に対する国庫補助採択基準の見直し」「水道水源開発施設整備費及び水道広域化施設整備費の補助率の引き上げ及び国の財政援助の強化」「水道施設等の更新・改良事業に対する財政援助」など10月に岡山市で開かれる全国総会に提出する13案件を採択した。

 同総会は各県持ち回りで開かれているもので6年前に横手市で開かれているが、大曲市での開催は初めて。高橋司市長は「あきたこまち」の産地であることや「大曲の花火」をPRしたあと、「最近は全国どこでも市町村合併の話で持ちきりとなっているが、当市では近隣7町村と合併することが決まって現在、その準備を進めている。合併後の新しい市は平成17年度からスタートする予定だが、合併後の数ある事業の中でも『上水道』に関しては、管路(かんろ)の拡張整備に意を注いでいかなければならない」などと歓迎のあいさつをした。

 水道事業の発展に尽くした功績者などの表彰式を行った後、各県から提出された問題13議案を協議し、採択した。提出された問題の多くは「水道事業の広域化を進める上で老朽施設の更新、水源開発、その他水道施設の整備に巨額の資金が必要で、国庫補助事業として採択されない場合、そのほとんどを起債に依存することとなり、水道財政のさらなる悪化が懸念される」など安定した安全な水道水の給水のためにも国の財政援助の強化を中心とする要望だった。

 11日は玉川浄水場を視察したあと、中仙町の鈴木酒造店「秀よし」、そして角館町の武家屋敷を見学して午後1時に解散した。