田沢湖町と阿仁町を結ぶ町道

総事業費115億円投じて整備

ぶな森線の椈森トンネル開通=23日に開通式(7月16日・水)

 県が市町村道路代行事業として掘削を進めてきた田沢湖町と阿仁町を結ぶ阿仁町道ぶな森線の「椈森トンネル」が完成、23日午前10時半から現地の田沢湖町側トンネル入り口で「開通式」を行う。

 町道ぶな森線は玉川ダムを走る国道341号線の湯渕橋から左折し、阿仁町と結び産業活性化を促進する町道として、また八幡平、阿仁・田沢地区のリゾートネットワーク整備路線として位置づけ、県が代行事業として交通隘路の解消に重点を置いて整備したもの。 道路整備は88年から着工、トンネルは92年から掘削を進めていた。整備した道路の延長は3.8キロ。幅員は6メートル。そのうちトンネルは延長1511メートル、幅員9.25メートル。道路整備に約38億円、トンネルに約77億円の合わせて約115億円の事業費をかけた。トンネルのほかにムキ橋、ワシ橋、ナガサ橋、くろたき橋を建設した。

 トンネルまでの距離は田沢湖駅から約37キロ。車でなら50分のコース。田沢湖町側から阿仁町に向かうにはこれまで西木村の国道105号を通るしかなかったが、町道の整備で玉川ダムから直結する。春から初夏にかけての新緑、秋の紅葉、それに阿仁側に入ると渓谷に一の滝、二の滝の展望が楽しめ、トンネルの開通で観光道路としても期待されている。ただ大型バスの通行は困難と田沢湖町役場。

 23日の開通式には佐藤清雄田沢湖町長、濱田章阿仁町長と県関係者が出席、神事で安全祈願した後、テープカットでトンネル開通を祝う。