企業と高校生が面談
就職希望の高校生、熱心に説明を受ける(7月18日・金)
来春卒業する高校生のための地元就職促進を図る「合同求人情報説明会」が18日午後1時半から大曲市のグランドパレス川端で開かれた。ハローワーク大曲と大曲雇用開発協会の主催。若い力を必要としている企業と地元就職を希望している生徒がお互い顔を見合せ、求人票だけでは伝わらない会社と仕事の魅力を聞いて、就職先選択の参考にしてもらおうと開いた。企業側からは建設、製造、販売、サービスなど16社、高校からは市内4校と郡内4校、それに横手工業高、雄物川高校の10校、271人の生徒が参加した。
高校生の就職戦線は相変わらず厳しく、今春の地元への就職者は336人で、29人が末就職のままとなった。ハローワークでは就職浪人となった人たちを対象に少しでも就職条件を良くしたいと3カ月間無料のパソコン教室を開いたり、3カ月間、受け入れ先の職場で働いてもらい、雇用する側、採用される側お互いが気に入ればそのまま就職してもらう「トライアル雇用」といった事業を進めている。
また4月から6月にかけて大曲市と仙北郡内の企業600社を回って、新規採用の掘り起こしに力を入れている。しかし「製造業は先行きが見えないとして採用に向けた回答はまだ出せないと言い、建設業も公共事業の削減で感触は厳しい」とハローワーク大曲の高橋文男所長。こうした状況から少しでも就職先を選びやすくするため今年からは最大3社まで複数応募できるようにした。
来春卒業する高校生のうち、地元就職を希望している生徒は10日現在で386人と昨年より50人多い。これに対して同日現在までの求人数は87人。そのほとんどがこの日参加した16社からの求人で71人だった。
この日は企業側が生徒と面談して相手を選ぶのではなく、会社概要や仕事の内容、これまでの実績などを説明し、生徒たちからの質問を受けるだけ。就職が年々、厳しくなっていることを知っているだけに説明を受ける生徒たちは希望する企業を選んではメモを取ったり「資格は必要ですか」と熱心に質問していた。大勢の生徒たちに囲まれた建設業の代表は「橋を架けたり、道路を造って舗装をしているが、女性も外に出て日焼けしながら真っ黒になって働いている。その代わり、給料に男女差はない」などと説明すると目の前の女の子はパッと瞳を輝かせていた。
参加したモモタロー美容室の代表は「あいさつが元気で明るい子がほしい。また部活をきっちりこなした生徒だと上下関係もしっかりし、忍耐強いので優先したい」と採用の目安を話した。
ハローワーク大曲の高橋所長は「高校は明日から夏休み。厳しい就職戦線を乗り切っても職場が合わないと直ぐに辞める生徒もおり、夏休み期間中に希望する職場を見学してもらい、就職の参考にしてもらうことにしている」と合同求人情報説明会を見守っていた。