動き出した大曲市長選

石塚氏、後援会事務所開き

「働く場を増やし、市政を変えたい」と強調(7月20日・日)

 任期満了に伴う大曲市長選(9月28日告示、10月5日投・開票)に立候補を表明している会社役員の石塚柏氏(56)=泉町=の後援会事務所開きが、同市佐野町の旧酒販ビルで行われた。来賓として鈴木勝博、大坂猛夫の両市議(政友会)、それに御法川事務所から佐々木博嗣氏が顔を出した。事務所開きは神事で行われ、スタッフと支持者合わせて約190人が参列した(石塚事務所)。正面に飾られた神棚の隣には生前、親しい交流があった故・御法川英文代議士(4月24日死亡)の遺影が飾られていた。

 神事を終えた後、後援会長に就任した榊田進氏(東北造柩社長)は「4年前の市長選では善戦しながら涙を流した。今度は同じ涙でも感激の涙を流したい」と励まし、「柏さんとは青年会議所時代から30年来の付き合い。青年会議所を社団法人とし、市民夏祭では自前の神輿(みこし)を作ろうと1500万円もの寄付を募って獅子の会を結成し、盛大な祭りを実現させた。そして兄の経営する東邦技術の建て直しを図るなど経済人としても活躍している。人の上に立つには性格が明るくなくてはいけない。柏さんは祭り事をしっかり出来るタイプ。祭りをしっかりやるには参加する人への心配りが必要。それが行政にもつながる。苦しいことにも逃げないで勇気を持って向かっていく。先日の政策発表を実現するためにはどうしても今度の市長選で当選しなければ意味がない。私も先頭に立って頑張る」と檄(げき)を飛ばした。

 続いて鈴木市議が「4年前は私も議長という立場もあって高橋司市長を応援しなければならなかったが、今度は大坂議員と共に同じ町内会の一員として逃げも隠れもせず一生懸命応援したい。今度の市長選、一人が勝てばとんでもない革新の市政となり、一人が勝てば同じ行政の流れで市役所の改革、市民の安住は求められない。そのためにもどうしても石塚さんに勝ってもらわなければならない」と激励した。

 これを受けて石塚氏は「4年前に比べ、大曲は変わってしまったなと実感している。市内を歩き回っているとある家では若い人が家にいて、ある家ではお母さんが仕事を失ったと家に居る。こういう人がどんどん増えている。失われた10年と言われるが、この10年で会社が無くなり、働く場を失ったことが一番の大きな問題だ。先日の政策発表で1年半で200人の雇用を作ると約束したが、めどがあるのかと記者会見では言われた。私個人のつながりだが企業誘致をしようと思っている。当選したら議会でも必ずその質問を受けると思うが、私の政治生命の一つとしてこの大曲仙北に働く場を増やしていきたい」と述べた。そして「大曲を歩いてつくづく言われるのは大曲を変えてほしいと言われることだ。どこを変えればいいのかと聞くと市役所を変えてほしいと言われる。市内を歩いて思ったことは働く場を増やすこと、そして市政を変えることで大部分の皆さんの満足を得てもらえると言うことだった。私は民間で3つの会社を建て直した。会社を良くするには情報を開示し、会社はどうなっているのかを知らせ、どういう方向に行けば間違いないかを説明し、一緒にやる人たちと心のバリアを取り除くことだ。それを市役所でもやっていきたい。そうすることで職員も明るくはつらつと仕事をしていける。少子高齢化が進んでいる。ようやく子どもを育てても、東京へ出てしまう。このままだと人口がガタッと減ってしまう。そうならないよう3世代が生活できるようにしなければならない。今度の選挙。三つ巴の大変、厳しい戦いになるが身を粉にして一生懸命頑張りたい」と決意を表明。拍手を受けながらダルマに目を入れ、乾杯した。

 同市長選には元県議の栗林次美氏(55)=栄町=、元助役の高野昭次氏(53)=中通町=が立候補を表明、それぞれ後援会事務所開きを終えている。

 石塚氏は県立横手高校卒。1967年、実父が創業した東邦技術東京本社に入社。72年に本社勤務となり、80年に大曲青年会議所理事長に就任。前回99年9月26日の市長選に初出馬。現職の高橋市長と一騎討ちを展開、高橋氏が1万3281票で4選を飾ったものの、石塚氏1万279票と厳しい批判票を獲得した。経営情報システム代表、地域計画研究会代表幹事をしている。