「花火通り商店街」へと生まれ変わります
8月2日から80店舗が力を合わせ、笑顔の商店街を目指す(7月22日・火)
大曲市の中心商店街「サンロード商店街」の名称が8月2日から「花火通り商店街」へと生まれ変わる。かつては同商店街にタカヤナギ、ヤマサ、カネトクの3つのデパートが軒を並べ、「県南の商都」として栄えたが、マイカー時代と共に国道13号沿いに広い駐車場を備えた大型店が進出。これによって駅前商店街に陰りが生じ、今は空き店舗が目立つばかりとなった。「このまま手をこまねいていては壊滅してしまう」と危機感を抱いた有志9人(藤田晋一代表世話人)が「やさしく、楽しく、親切をモットーに笑顔の商店街を目指そう」と呼びかけ、〃大曲の顔〃でもある「花火」にあやかって、「花火通り商店街」に名称を変え、意識改革を図ることにしたもの。同時に親切で明るいあいさつのある商店街にしようと勉強会を開くなど改善に向けた動きも始まった。そして商店街入り口にある「サンロード商店街」のアーチも2日まで改修し「花火通り商店街」へと名前を入れ換え、花火をデザインした旗を商店街に掲げる。
サンロード商店街は駅前から丸子橋までの約300メートルの通りで、1番街から3番街まである。藤田さんは「3つのデパートがあった昭和40年代の日曜日の人通りは18万人と記録されている。今は日曜日でも5000人を切り、閑散とした状態」と話す。大曲商工会議所の調べでも国道13号大曲バイパス沿いにイーストモールがオープンする前の1995年9月の同商店街日曜日の人通りは約7500人。しかし02年9月の調査では約3100人と半分以下に減っている。
こうした中心商店街の地盤沈下を見かねた大曲市でも03年度予算で中心商店街活性化を目指して単独で「にぎわいのある商店街形成事業」として450万円を予算化、バックアップに力を入れ始めた。その補助を受けて、NPO法人「大曲花火倶楽部(賢木新悦会長)」は、駅前の富樫食堂一階の空き店舗を借りて「大曲花火屋」を2日にオープンさせる。面積123平方メートルのスペースを使って、花火の玉や半纏(はんてん)、ポスターなど花火に関する資料を展示、にぎわいを取り戻すための「手伝いをしたい」と準備を進めている。
2日は市民夏まつりの開催日。これに合わせ正午から「花火通り商店街」のテープカットでオープニングする。同商店街で現在、営業を続けているのは80店舗。昨年までは84店舗があった。一方で空き店舗は10店舗。
代表世話人の藤田さんは「サンロード商店街という名の商店街は日本各地にある。しかし、『花火通り商店街』はオンリーワンのはず。花火は大曲の顔であり、みんなで意識改革を図り、花火にかかわる商品の開発なども勧め、活力あふれた街にしたい」と話す。