故御法川英文の長男
信英氏の出馬ほぼ確実に=27日に旧御法川後援会幹部会(7月23日・水)
次期衆院選秋田3区から、4月に死去した衆院議員の御法川英文氏の長男・信英氏(39)が出馬することがほぼ確実となった。27日正午から大曲市のエンパイヤホテルで旧御法川後援会の幹部会を開いて、信英氏の後援会へと組織を移行、最終的な意思決定が行われることになったもの。秋田3区には現職の村岡兼造氏(71)が自民党公認で出馬することが同党県連で機関決定されており、信英氏は無所属で出馬することになる。過去2回の衆院選ではコスタリカ方式を取って、村岡氏が小選挙区から出馬、御法川氏は比例に回って両陣営が協力してきたが、今度は真っ向から対峙して戦う構図となりそうだ。
23日朝、大曲市の御法川事務所には羽後町の町会議員4人が「有志の気持ちとして来た」と出馬要請に訪れるなどあわただしい空気に包まれた。信英氏は先月29日に開かれた自民党県連、御法川家による父・英文氏の合同葬で「父の意志、果たせなかった夢を後援会、家族と一丸となって成就させたい」と事実上の衆院選への出馬表明と受け取れる言葉であいさつを締めくくっている。
故御法川氏の後援会は合同葬の翌日の30日に解散届を県選管に提出し、解散しているが「雄平仙(雄勝・平鹿・仙北)から国会議員を絶やしてはならない」との声が根強かった。信英氏も23日、事務所で「父の後援会員だった人たち、それに地域の人たちからも(衆院選に)出てくれと言われることは光栄だ。経験もないのに自分が期待されている限り、応えていきたい」と述べた。そして「27日の幹部会で後援会が自分の後援会として移行していくことになれば、決意を固め発表する機会を持ちたい」と話した。
羽後町の町議の訪問を受けた事務所では「出馬となれば序の口が大横綱に向かっていくようなもの。ミサイルに竹やりで向かっていくような選挙戦になるが、竹やりには竹やりの気持ちを込めて戦うことになる」と答えていた。
信英氏は横手高、慶大法学部を経て秋田銀行に入行。1990年から13年間、父の秘書を務めた。次期衆院選では村岡氏に代わって、故・御法川氏が出馬することになっていたが、4月24日に病死。このため比例に回ることになっていた村岡氏がそのまま3区から出馬することになり、自民党県連も先月22日の大会で村岡氏の擁立を機関決定している。