正午ごろ、県警ヘリが二人の無事を発見
タケノコ採りの男性は発見、田沢湖町病院に搬送(6月2日・月)
田沢湖町の乳頭山に31日に登山し、行方不明となっている東京都江東区南砂、会社員・柴原良昭さん(56)と妻の弘子さん(55)は、角館署によると2日午後12時1分、捜索中の県警ヘリコプター「やまどり」が乳頭山荘近くにいる二人を発見した。捜索隊員3人が現地に向かい、合流した。二人は歩ける状態だったが、夫の良昭さんはかすり傷を負っており、妻の弘子さんも右足を打撲しているため「やまどり」と県消防防災ヘリコプター「なまはげ」が出動して二人をつり上げ、田沢湖病院に搬送して手当てを受けた。
同署の調べでは31日午後8時50分ごろ、田沢湖町生保内字駒ヶ岳のホテル「休暇村田沢湖高原」から「泊まり客二人が帰って来ない。登山中に遭難した可能性がある」と届け出があった。1日に同署や角館消防分署員14人が付近の山を捜索したが発見できなかった。
柴原さん夫妻は30日から1日までの2泊3日の日程で同休暇村に宿泊する予定で、31日朝に同休暇村から昼食用のおにぎり4個を受け取って出かけた。その日は昼ごろに乳頭山の頂上に着いて、田代平の山荘を通過、途中で鶴の湯方向へ向かった。午後1時半ごろ雪渓を見ながら歩いているうちに迷ってしまい、下山しようとして川まで下りたが夜を迎えたためそのままビバーク。二人とも傘を持っていたため雨風をしのぎ、チョコレートと水で空腹を耐えた。1日も雨だったため終日、動かないでいて2日になってから救助されることを願って山頂を目指して登っている所でヘリコプターに発見されたという。
一方、1日午後4時45分ごろ田沢湖町卒田字清水合、真崎凡平さん(69)が、同町玉川の黒石林道にタケノコ採りに出かけたまま帰宅しないと真崎さんの家族から角館署田沢湖交番に届け出があった。2日午前6時から、同署や地元消防団など計34人で捜索した結果、午前8時23分に発見され、田沢湖病院に搬送された。