大曲市の6月定例議会

条例案、予算案など11議案を上程

高橋市長「市政報告」=花火大会ではSARS対策も検討(6月9日・月)

 大曲市の6月定例議会は9日開会、高橋司市長の「市政報告」の後、会期を27日までの19日間と決定、老朽化が著しい「角間川市営住宅」を用途廃止した上で解体処分するための市営住宅条例の一部改正や県が設置を予定している(仮称)県南技術専門校建設のため、中央公園内の野球場を解体するための公園条例の一部を改正する条例の制定など条例案5件、03年度一般会計補正予算案など予算案6件の11議案が上程された。

 一般会計補正予算は5億6724万2000円で、補正後の累計額は151億2862万6000円となる。主な事業は鷹ノ巣会館新築工事への補助金として500万円、戸籍電算システム整備事業費として1116万5000円、福祉総合システム整備事業費164万4000円、まちづくり総合整備事業費1億1300万円、四ツ屋小学校改築事業費3億8699万円など。

 高橋市長は市政報告で生産調整は昨年度より81ヘクタール増の1293ヘクタール、転作率で2.1ポイント増の33.7%と過去最大の面積配分となったが、5月末現在の転作計画面積は1303ヘクタールで100.7%の達成率となると述べた。また「第77回全国花火競技大会」に関しては、会場内の混雑解消を狙いに打ち上げ現場及び桟敷を下流側へ移動することや交通渋滞対策として、予約大型バス駐車場の増設、一般駐車場の確保、分かりやすい歩行者用動線の設定、立入禁止区域の変更などの準備を進めているほか新たに新型ウイルス性肺炎(SARS)の対策も検討していることを明らかにした。

 ペットなど小動物焼却炉建設については、清掃センター敷地内の一角に計画し、周辺住民への説明会を実施したが、同意を得るには非常に難しいとし、民間の施設も増えてきている状況から、再度説明会を開いて同意が得られない場合は行政主導による設置は断念せざるを得ないと述べた。

 国土交通省関係事業では国道13号神宮寺バイパス工事が花館間倉地内の盛土工事に取りかかること、さらに大曲バイパス4車線化事業も昨年度に引き続き仙大橋から戸蒔地内までの1.5キロを施行し、完了次第供用開始となること、新玉川橋は3月末に下部工工事が発注となり、04年2月には完了の予定と伺っていると報告した。県関係では大曲西道路は山根ランプから飯田ランプ間の延長3.3キロが10月末に完了し、供用を開始すること、主要地方道湯沢雄物川大曲線道路改良事業の角間川工区は稲荷中島地内から西八圭地内へのルートも決まり、道路の設計と用地測量、建物調査が行われる予定と述べた。また黒瀬踏切付近の交通安全対策として、主要地方道大曲田沢湖線と都市計画道路飯田線とのT字型交差点に、信号機が設置されると報告した。

 四ツ屋小学校改築に関しては03年度から2カ年事業で実施し、校舎棟・倉庫・屋内体育館との渡り廊下など建築延べ面積は3600平方メートルで、備品購入や外構工事を除いた事業費は約9億5000万円と述べた。8月から現在の校舎の解体に入り、契約締結の議決後、工事に着手する予定。

 国保事業に関しては老人保健加入年齢の75歳への段階的引き上げによる被保険者増や雇用環境の厳しい状況からさらに被保険者の増加も予想されるうえに、課税標準額も大幅な落ち込みとなるが、税収の不足分は基金の取り崩しで対処し、03年度の税率は据え置きたいと述べた。

 議会は10日から19日まで休会し、20日と23日に一般質問が行われる。一般質問は次の議員が行う。

 ◇20日=児玉裕一(新成会)、大坂猛夫(政友会)、藤井春雄(社会クラブ)、藤田和久(共産党)
 ◇23日=高橋孝夫(政風会)、北村稔(新成会)